「キレートレモン」なぜ女性人気に火がついたのか 女性がずっと解消したかった美容の悩みに応えた
東洋経済オンライン / 2024年8月6日 9時50分
2022年8月に発売された瓶飲料「キレートレモンMUKUMI」が、女性を中心にSNS等で話題になり、ブランド全体の販売量もここにきて急拡大している。
【画像を見る】キレートレモンとトマトジュースを混ぜて飲む「キレトマ」が人気に
昔なじみの「レモン果汁飲料」の人気に再び火がついたのはなぜか? 発売元であるポッカサッポロフード&ビバレッジでブランドマネジメントを担当する室晃司担当部長に聞いた。
コロナ前2019年比で約130%に拡大
「キレートレモンは、レモンが持つ健康価値を体感できるブランドとして誕生しました。レモン果汁の“すっぱさ”と炭酸の“爽快感”が同時に楽しめます。
2024年上半期(1~6月)の箱数ベースで、キレートレモンブランドは前年比110%、コロナ前の2019年に比べると約130%に拡大しました。特に好調なのは瓶タイプのものです」(室担当部長)
現在はペットボトル飲料が約7割を占める清涼飲料水市場で、ここまで瓶飲料が好調なのは珍しい。以前からあった瓶のキレートレモンブランドの存在感を一段と高めたのは、コロナ禍で発売した新商品「キレートレモンMUKUMI」だった。
「瓶飲料の『キレートレモンMUKUMI』を発売した当時はまだコロナ禍でした。テレワークで自分の顔を見る機会が増えるなか、“一時的に自覚する顔のむくみ感を軽減”する飲料として訴求したのです。この言葉はパッケージにも表示しており、若い女性の間でSNSへの投稿なども通じて、人気が高まりました」(同)
それまで同社が行ってきた「レモンの研究成果」と「消費者ニーズの気づき」の両面から商品開発に着手したという。
「美容系の悩みを調査すると、20代や30代女性の3人に1人が“むくみ”を気にしていることがわかりました。一方、商品の成分である、レモン由来『モノグルコシルヘスペリジン』には、当社の研究で一時的な顔のむくみ感を軽減する機能を持つことが確認できました。そこでレモン飲料によるリフレッシュとむくみ軽減を図ったのです」(室担当部長)
商品の開発中に「機能性表示食品」の認可も受けたので、パッケージでの機能性訴求も可能となった。また、発売当時はコロナ禍3年目となり、世間も当初の先が見えない焦燥感から“コロナ慣れ”もしていた。これも商品の受け入れ性を後押ししたのだろう。
消費者が支持した「レモン感を高めた商品」
その2年前、別の商品での成功体験もあった。
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