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400cc以下の手軽な輸入バイクが増えている真相 普通二輪免許で運転できる2024最新モデル紹介

東洋経済オンライン / 2024年8月7日 10時0分

だが最近は、例えば、ハーレーダビッドソンが「X350」、BMWモトラッドが「G310R」「G310GS」といった400cc以下のモデルを国内導入。また、近年、日本でシェアを拡大しているオーストリアのKTMも「RC390」「RC125」「390アドベンチャー」「250アドベンチャー」「250デューク」「125デューク」などをリリース。いずれも400cc以下の普通二輪免許で運転できるモデルたちだ。

ご存じのとおり、排気量400ccまでのバイクを運転できる普通二輪免許は、日本独特の免許区分だ。一方、そうした制度のない欧米を拠点とする海外メーカーは、前述のとおり、以前は600cc以上の大排気量モデルを中心にリリースしていた。そのため、そうした時代を経験した筆者などにとって、「海外製バイクは大型二輪免許がないと乗れない」というイメージが強い。おそらく、こうした思い込みは、同世代の50代ライダーも同様ではないだろうか。

それが近年、日本でも、若い世代などエントリーライダーが増えてきたこともあり、海外メーカーのインポーターもそれに着目。また、350ccや125ccといった排気量のバイクは、東南アジアやインドなど、近年バイクの需要が急増している国や地域向けのモデルであることも多く、それらを日本の法規に適合させて販売することで、比較的コストを抑えられるといった利点もある。そうした背景もあり、最近は、海外製バイクでも、普通二輪免許に対応するモデルが増えてきたことがうかがえる。

トライアンフ:スピード400

そんな400cc以下の海外製バイクで、2024年ブランニューとなるのが、イギリスのトライアンフが手がけるスピード400とスクランブラー400Xだ。なお、国内では、トライアンフモーターサイクルズジャパンが販売を手がけている。

これらは、いずれも同社「モダンクラシック(Modern Classics)」シリーズの新型モデルとなる。このシリーズは、近年、世界的に人気が高いネオクラシックというジャンルに属する。往年の名車などをオマージュしたスタイルに、最新の装備などを融合させたモデル群で、街にマッチするスタイリッシュなフォルムはもちろん、ツーリングなどでも快適に走れることが魅力だ。

まず、オンロードでの軽快性などを追求したロードスターというスタイルを持つのがスピード400。従来、トライアンフがリリースしている1200ccの「スピードツイン1200」や、900ccの「スピードツイン900」といった同様のスタイルを持つ大型バイクの末弟にあたるモデルだ。

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