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400cc以下の手軽な輸入バイクが増えている真相 普通二輪免許で運転できる2024最新モデル紹介

東洋経済オンライン / 2024年8月7日 10時0分

一方のスクランブラー400X。こちらは、往年のオフロードレーサー風フォルムを持つスクランブラーというスタイルを採用したモデルだ。従来、トライアンフでは、このスタイルにも1200ccの「スクランブラー1200X/XE」、900ccの「スクランブラー900」を設定。スクランブラー400Xは、これらの末弟といった位置付けとなる。

スクランブラー400Xのエンジンや車体などはスピード400と共用。低回転域から扱いやすい特性や、軽快なハンドリングなどを持つことも同様だ。スピード400と違うのはホイール。スピード400が前後17インチなのに対し、スクランブラー400Xではフロント19インチ、リア17インチを採用する。また、サスペンションのストローク量を増やすとともに、ワイドハンドルバーも装備することで、オフロードなど不安定な路面での安定性やコントロール性を高めている。さらにシート高は835mmと、790mmのスピード400よりも高めに設定。ホイールベースも1418mmとロング化するなどで、悪路走行も考慮したセッティングが施されている。

なお、スクランブラー400Xの車両重量は179kg。170kgのスピード400よりもやや重くなっているが、両モデルともに軽量な車体であることは確か。どちらのモデルも街中などの低速走行時でも扱いやすいハンドリング性能や、駐車場などでの取りまわしのしやすさなどを持つことがうかがえる。

スクランブラー400Xのボディカラーは、「マットカーキグリーン×フュージョンホワイト」「カーニバルレッド×ファントムブラック」「ファントムブラック×シルバーアイス」の3タイプ。価格(税込み)は、全色とも81万9000円だ。

スピード400とスクランブラー400Xの印象

ちなみに、東京モーターサイクルショーで実際に両モデルの現車を見てみた。前述のとおり、両モデルは、どちらもより排気量の大きい兄弟車を持つが、それらと遜色のない存在感だったのが印象的だった。

もちろん、スピード400やスクランブラー400Xのエンジンは単気筒なのに対し、より排気量の大きい兄弟車たちは2気筒エンジンを採用しているという違いはある。また、車格もやや小さいのは確かだ。だが、いずれも400ccのバイクとは思えない高い質感などにより、ひとクラス上のモデルに感じる。

しかも税込み価格はいずれも100万円以下。輸入バイクとしては比較的リーズナブルなプライスだ。トライアンフという、バイクファンにおなじみのイギリス有名メーカー製のバイクであることもあり、2モデルに市場がどんな反応を示すのかが気になるところだ。

ロイヤルエンフィールド:ブリット350

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