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子どもをほめるときは「ほめっぱなし」が鉄則 「内発的モチベーション」を持たせるためのコツ

東洋経済オンライン / 2024年8月7日 13時0分

一方で、うれしいからやる、興味があるからやるというのは、自分の内側から「やりたい気持ち」が湧き上がる内発的モチベーションです。こちらは、やる気もがんばりも持続しやすいのが特徴です。

できるだけ内発的モチベーションを持たせるためにも、ほめるときは、ほめっぱなしで終わりにすることを忘れないようにしましょう。

子どもが将来、ゲームデザイナーになりたいという話を受けて

子 俺、学校を出たら、ゲームデザイナーになろうと思うんだ。

夫 お前は何もわかってないな。世の中そんなに甘くないよ。安定している公務員がいちばんだよ。

NGワード
お前は何もわかってないな

言いかえてみよう
どう考えているのか詳しく教えて

固定観念で否定せず、子どもの考えを聞く

進路に悩む子どもに「お前は何もわかってない」と頭から全否定するのは、典型的な「ザ・昭和のお父さん」と言えそうです。そもそも、時代がものすごいスピードで変化していく中で、親の経験値からくる常識もどんどん通用しなくなっています。セリフにある「公務員がいちばん安定している」や、「いい大学に入れば幸せ」という親の固定観念が今の時代の正解かというと、そうとも言い切れないはずです。

そんな時代にそぐわないかもしれない固定観念で子どもの話を否定しても、子どもは「もうお父さんには相談しない」という気持ちになるだけです。

大事なのは、子どもがどういうつもりでそう考えているのかを、しっかり掘り下げてあげること。まずは、「どうしてそれがやりたいの?」「将来のことをどう考えているのかもう少し詳しく教えてくれる?」などと、聞いてみてください。

もちろん、子どもの話を聞いてみて、「夢を描くのはいいけれど、全然現実的じゃない」と感じることもあるでしょう。そのときは、「そんなのは話にならない」と一刀両断するのではなく、そのまま事実を伝えればいいのです。たとえば、「なかなか稼ぐのが大変な仕事らしいよ」「実はかなりハードワークで、挫折する人も多いと聞くよ」という感じでしょうか。

もう少し積極的に関わるならば、「じゃあ、とりあえず一緒にゲームショーに行ってどんな仕事か見てみようか」「ネットで就職先の情報調べてみる?」などと誘うのもいいですね。子どもの興味のベクトルに合わせて、親が一緒になって協力したり、サポートしたり、楽しんだりすることで、親子の関係性もよりよくなっていきます。

宿題でわからないところを子どもが聞いてきて

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