日本のビッグマック450円は「安すぎる」意外な訳 安価でおいしい食事を楽しめるのも日本の魅力
東洋経済オンライン / 2024年8月8日 14時30分
特に、公共交通機関の利便性や治安の良さ、教育の充実など、価格以外の要素も含めて、日本が提供する暮らしの豊かさには目を見張るものがあります。
安さの背後にあるさまざまな価値
「安いニッポン」は価格だけではなく、その背後に広がるさまざまな価値が魅力です。
工夫と技術の結集、環境への取り組み、そして価格だけでない暮らしの充実感。価格の裏に隠れたこうした価値に気づき、日本の魅力を改めて感じてみてください。
とはいえ、日本が賃金上昇をともなう経済成長に失敗した結果、現在のような「安いニッポン」になったことも確かです。
2022年時点でアメリカ、中国に次ぐ世界第3位だった日本の名目GDPが、IMF(国際通貨基金)の予測で2023年にはドイツに抜かれて第4位に転落するというニュースもありました。
実質GDPの成長率をみると、日本が長い間、高い成長を遂げていない状況は確かであり、同じIMFの予測では、日本は年々著しい成長をみせているインドにも2026年に抜かれて第5位になる見通しとなっています。
日本の経済成長率が高まらなければ、今後はこういった新興各国にも抜かれていくでしょう。
ビッグマック指数は、単なるハンバーガーの価格比較以上の意味を考えることができ、その背後には国の経済構造や文化が反映されていると言えるのではないでしょうか。
帝国データバンク 情報統括部
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