1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

ロイホ「オニオングラタンスープ」の妥協なき信念 マリリン・モンローも気に入ったメニューの奥深さ

東洋経済オンライン / 2024年8月8日 12時0分

そんなロイヤルホストの名物、オニオングラタンスープには、どんな工夫が潜んでいるのでしょうか。まずは実際に足を運んで食べてみましょう。

食べる前から漂う高級感

平日の夕方、都内某所のロイヤルホストへ。オレンジ字に黒字で「Royal Host」と書かれた看板を見るとわくわくするのは、筆者だけではないでしょう。やや早い時間だったこともあり、店内はまだ空席ありで難なくテーブル席に着席します。

出窓のようになっている大きな窓ガラス越しに、植栽の緑が映えます。これだけですでに、他のファミレスとは一線を画す居心地を感じます。オニオングラタンスープとともに、ロイヤルホストの人気メニューでもある「黒×黒ハンバーグ」を楽しめるスペシャルセットを注文します。合わせて、ロイヤルホストでしか注文できないこれまた代名詞的メニュー、コスモドリアも注文。

セットに付いているドリンクバーを取りに席を立つと、入り口付近にある物販に目が留まりました。

一般的なファミレスでは、子ども向けのおもちゃやちょっとしたお菓子が売っていることが多いのですが、ここロイヤルホストの一部の店舗では、ドイツのグミ「ハリボー」やベルギー生まれのビスケット「ロータス」が置いてあり、一線を画しています。ドリンクバーのココアも、オランダのメーカー「バンホーテン」のものを使っており、どことなく高級感が漂います。

そうこうしていると、まずはセットの前菜としてサラダと、冷製のジュレ&フラン仕立てが到着しました。セットメニューにサラダが付いていることはありますが、冷製のジュレまで付いてくるファミレスは、日本広しといえどもロイヤルホストくらいしかないのではないでしょうか。

もちろん味も抜群。一般販売もしている特製のオニオンドレッシングがかかった野菜は生き生きとしており「シャキッ」「パリッ」とした食感が楽しめます。

いつ食べても熱々 多彩な食感と風味が交わるスープ

続いて、オニオングラタンスープが到着。器までじっくり焼き目が入っており、良い香りとともに食欲をそそります。しかし、そうすぐには食べられないのが、このオニオングラタンスープ。チーズとトロトロになったバゲットを崩して食べようとしても、まず熱すぎて返り討ちに遭います。何回食べてもこのアツアツさには慣れません。

根気強く混ぜつつ冷まし、ようやく一口。スープの旨みとバゲットの食感、さらにチーズの風味が広がります。味だけでなく、透き通る美しい色もオニオングラタンスープの特徴です。スプーンですくって、沈んでいた玉ねぎも味わっていきます。スープのほのかな甘みとコク、まさに滋味。どんどんとスプーンが進みます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください