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消費者庁が激オコ「激安居酒屋チェーン」の実態 名物皮串は50円(55円)から、「新時代」とは?

東洋経済オンライン / 2024年8月9日 10時0分

劇安価格で知られる居酒屋チェーン「新時代」が、景品表示法違反で消費者庁から指導された。どんな店なのか、気になったので行ってみると…(筆者撮影)

景品表示法違反で指導された「新時代」

激安価格を売りの一つにした、居酒屋チェーン「新時代」。街にあるデカデカとした看板を見たことがある人も多いだろう。店名の下には、「伝串50円」とか「生ビール190円」といった文字。近年猛烈な勢いで出店を加速させている。

【画像11枚】「税込み価格が極小フォントで記載」「コロナ禍に出店を加速」…。新興居酒屋チェーン「新時代」の外観やメニューはこんな感じ

そんな「新時代」が、景品表示法違反で消費者庁から指導された。実は、その背景にはこの店の「らしさ」が表れている。

今回は「新時代」をレポートしつつ、この出来事の背景にある「新時代らしさ」について解説する。「新時代」はどのような店なのか。実際に訪れてみた。

【画像11枚】「税込み価格が極小フォントで記載」「コロナ禍に出店を加速」…。新興居酒屋チェーン「新時代」の外観やメニューはこんな感じ

新時代の特徴はなんといっても、その安さ。生ビール190円(209円)をはじめ、ハイボールも150円(165円)。2倍の値段を払えば、メガサイズで頼める飲み物も多い。友人と2人で来た筆者は開口一番、さっそく生ビールを頼んだ。

格安居酒屋のビール、薄まっていたりすることも多いのだけれど、普通においしい。これで200円程度なのは、確かにお得感がある。ちなみにお通しはオクラの和え物。350円である。

「伝串」の評価やいかに?

一般的な格安居酒屋では、飲み物を安くする代わりに、食べ物を高くし、そこで収益をトントンにしている、なんて話もある。しかし、「新時代」は食べ物も安い。

店のイチオシは、「伝串」50円(55円)。これは、焼き鳥の「皮」を揚げたもので、1本からも頼めるが、10本や21本、さらには36本まとめて頼むこともできる。ピラミッドのように盛られて出てくるのだ。

私たちは、とりあえず10本頼んだ。

食べてみると、外は揚げ物特有のパリッとした食感があるが、その奥、中身はもっちりしている。甘辛いタレが、アルコールにちょうど合う。

さらに、複数頼んで食べ飽きてしまった人には、「味変」の用意もある。「伝串」を頼むと一緒にやってくる「魔法の粉」だ。

これをふりかけると、さらにスパイシー度がアップし、箸が進む。多いかな、と思ったが、10本はすぐに食べ終わってしまった。

他にも、塩ダレキャベツや、豚のピリ辛胡麻シャブなどを頼み、〆に卵かけご飯も頼む。どれも、普通においしく食べられた。また、ドリンクはそれぞれ2杯ずつの計4杯。

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