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女子ボクシング「性別をめぐる論争」の最大の問題 観戦する側にも求められる「リテラシー」とは

東洋経済オンライン / 2024年8月9日 14時30分

トランスジェンダーだからDSDsだからといって何のトレーニングもせずに今日そこにいるわけではありません。東京オリンピックで、女子フェザー級で金メダルを獲得した元ボクシング選手の入江聖奈さんは今回の件をめぐって、過去に対戦したことにある57キロ級の台湾のリン・ユーチン選手についてXで投稿。

「どこからが女性でどこからが男性なのか、早急に明確な線引きをする必要があるのはもちろんなんだけど、リンさんの鬼のような練習量を知ってる身としては、少し悲しい気持ちになる」と綴っています。

また、ケリフ選手と対戦して棄権したイタリア人選手も翌日に謝罪のコメントを出している。選手同士は各選手がどれだけの努力をしてそこに立っているのかをわかっているのだと思います。

東京大会の時には5位とか9位だったケリフ選手とリン選手が、今回は決勝、準決勝に残るところまで行っている。何もしないでここまできたはずはありません。オリンピックを観戦する側には、ルールに基づき競技している選手たちの、そこにたどりつくまでの努力を感じ取る余裕があってもいいのではないでしょうか。

來田 享子:中京大学スポーツ科学部教授

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