都内の横幅1.8m「極細物件」工夫だらけ驚きの内部 「資材置き場」向きだった敷地に家を建てた
東洋経済オンライン / 2024年8月10日 8時0分
キッチンにダイニング、リビング、仕事場はもちろん、階段やちょっとした段差など、建物のなかにいくつも小さな居場所を作りだした。
その床の隙間や階段の吹き抜けから光が入り、風も通り抜ける。見上げたり見下ろしたり、たたずむ場所から室内を眺めたり、居場所ごとに異なる風景も手に入る。立体的な空間で、人と猫はお互いの距離感を意識しながら過ごしていけるのだ。
さて、部屋の中に話を戻そう。
先ほども紹介したように、エントランスから階段を上がった先の仕事場には、壁に向かって机が並び、パソコンが置かれている。段差で区切られたもう1つのスペースは、ソファーが置かれ作業をしたりくつろいだりできる場所に。元は寝室として使っていたそうで、その時々で部屋の使い方も変えているという。
仕事場の奥には、吹き抜けの階段がある。らせん状の階段に立って見上げると、天窓から光が降り注ぐ。階段はスケルトンで軽やかな存在感。光を遮ることなく下まで明るさが届く。
壁面には、鉄板の造作棚があり、本や調理道具が収納され、小物が飾られている。
本を選んで階段に腰かけて読んだり、猫が段差で寝そべっていたり、人にも猫にも大切な居場所のようだ。
異なる床の高さで、さまざまな景色を楽しめる
そのまま階段を上がって2階に着くと、キッチンダイニングの大きなステンレスカウンターを中心とした、LDKの空間が目の前に現れた。床の高さが3段階で異なり、ここでも自然とスペースが分かれている。
床の高さが異なるため、リビングから室内を眺めると、床がいくつも浮かんでいるように見える。隙間があって見通しがよく、リビングの上にあるロフトも目に入る。立体的な空間であることを実感する。
ダイニングのテーブル脇にかけられたはしごは、ロフトへ続く。上下に空間を移動できる動線の出現に驚いたが、Oさんは「はしごは普通に使っていますよ」とこともなげにスルスル上り下りしてみせた。
壁面に取り付けられた棚板はDIYによるもので、夫婦で設置。猫はキャットウォークとして行き来する。一部は食器の収納棚としても活用されている。
はしごを上がった先にあるロフトは、天井が低い隠れ家のような空間。以前は椅子やモニターを置いてゲームをしていたが、最近は気分を変えて布団を運んで寝室として活用。ロフトから、ダイニングスペースを見下ろす楽しさもあるという。
ロフトへのアクセスは、もちろんはしごだけではない。奥にある階段からもたどりつくことができる。
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