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同じ男性に「3度プロポーズさせた」女性の言い分 100万円の婚約指輪を差し出されてもムリ

東洋経済オンライン / 2024年8月10日 10時0分

結婚相談所の場合は「告白」がないため、最後の「プロポーズ」を重視する傾向があります(写真:shuu/PIXTA)

結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は、婚活をしている男女が集大成としてこだわり、理想を叶えるために何度もやり直し、失敗すれば破談もありうるプロポーズについて解説します。

1回目のプロポーズは誕生日で失敗

結婚相談所では「真剣交際」(互いに1人だけと交際し、他の人とのお見合いなどもしない状態)に入ってから、基本的には3カ月、最大でも6カ月経ったら成婚退会するか、交際終了にするかのどちらかを選ばなければなりません。

30代女性の奈緒さん(仮名)と30代男性の優樹さん(仮名)は、6カ月いっぱいかかってようやく成婚となりました。しかも、プロポーズは3回。奈緒さんの希望のプロポーズが叶うまで、やり直すことになったのです。

優樹さんはいわゆるイケメンでモテそうなタイプ。しかし、他の相談所で婚活がうまくいかず、当相談所に入会したという経緯があります。なぜうまくいかなかったのだろうと不思議に思っていたのですが、奈緒さんとの婚活を通して納得がいきました。女性の心理にうまく応えきれないところがあったようです。奈緒さんでなければきっと破談になっていたでしょう。

最初のプロポーズは奈緒さんの誕生日でした。一緒にレストランで食事をして、デザートプレートが運ばれてきました。優樹さんはこのタイミングでプロポーズをすることを決めていたようですが、デザートプレートに書かれていたのは「Happy Birthday」の文字。

にもかかわらず、突然優樹さんはエンゲージリングを差し出しました。すでにエンゲージリングを買っていたなんて奈緒さんはまったく知りませんでしたし、あとで聞いたところによると、人気の高級ブランドで100万円以上もしたそうです。

そしてこのタイミングでプロポーズをするのであれば、「デザートには『Will you marry me?』などと書いておくべきでは?」と思ったとのこと。奈緒さんは突然のプロポーズに驚き呆れ、その日は場がしらけてしまいました。

いきなりプロポーズをした理由

奈緒さんは「この日がプロポーズ」とあらかじめわかっていれば、美容院に行ってセットして、お気に入りのワンピースを着て、それに合わせて買った靴を履くつもりでした。しかし、もともとこの日は誕生日ディナーだと思っていたので、そうした用意はしていませんでした。

しかも、エンゲージリングは優樹さんが勝手に買ってきたもの。アドバイスはお母様だったようです。多くのカップルはいくつかブランドを一緒に見て回り、2人で相談して購入します。

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