1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「強みを生かす」だけでは成功できない残念な真実 「先天的な資質を持つ人が成功しやすい」は誤解

東洋経済オンライン / 2024年8月11日 18時30分

私たちは、こうした理由づけが、実は、成績不振の苦しい言い訳にすぎないことにそろそろ気づくべきだ。

内発的な要因(個人の内面にわき起こる興味・関心・情熱など)がまったく関係ないと言うつもりはない。内発的要因は、特に小児期の発達においては、重要なもので、大人になってからの気分や、行動、選択、健康、人間関係などに劇的な影響を及ぼすことが明らかになっている。

チームのパフォーマンスを向上させるには

リーダーは注意して聞いてほしい。

性格、IQ、生まれつきの才能、創造性、経験、性別、人種、文化、報酬といった要素はどれも、目を向けたところで、部下のパフォーマンス向上にはほとんど役立たない。こうした要素は、定義するのも、管理するのも、改善するのも容易ではない。

あなたの率いるプロジェクトチームでパフォーマンスが振るわない人に、たとえばこのようなことを言いに行くことがいかにナンセンスか、考えてみよう。

●「性格さえ改善してくれたら……」
●「IQさえ改善してくれたら……」
●「持って生まれた資質をちょっと変えてくれたら……」
●「もう少し右脳人間になってくれたら……」
●「経験年数があと5年くらいあったら……」
●「もう少しアジア人(または黒人/白人/男性/女性)ぽくなってくれたら……」
●「ここの社風をちょっと改善してくれれば……」
●「君が希望どおりの給料を取ってもっと生産的になってくれたら……」

もうおわかりだと思うが、これらは、フォーカスしても仕方のない要素なのである。要は、チームのパフォーマンスを向上させるために、何かしらに力を注ごうとするのであれば、まずHP6から取りかかるべきだということだ。

ブレンドン・バーチャード:ハイパフォーマンスコーチ、講演家

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください