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島投資に投資家が魅せられ、はまった"いきさつ" 「家」を購入したら、もれなく「山」もついてきた

東洋経済オンライン / 2024年8月12日 17時0分

佐渡島にある3DKの家と300㎡の山を20万円で購入! 島投資を始める前に所有したプレ島案件だ(写真:『一生お金に困らない島投資の始め方』より)

ここ数年、ネットやテレビを通じて、日本の「島」に関するニュースに接する機会が増えています。「島に富裕層が移住している」「島にオフィスを置く企業が増えている」「外国人が日本の島を購入している」など、こうした多面的な現象は、日本の島が持つポテンシャル(潜在能力)の高さを物語っています。

そんななか、いち早く島の「魅力」と「投資価値」に気づき、島の不動産に投資をしているのが、投資家で事業家の永野彰一氏です。島の魅力とはいったい? 氏の新刊『一生お金に困らない島投資の始め方』をもとに3回にわたって解説します。

島投資で利益を得ていた過去の実体験

これまでの調査結果を総合的に検討することで、島投資の方向性や、大まかな枠組み(フレームワーク)が徐々にハッキリとしてきましたが、本格的に島探しを始める段階にきて、実はこれまでに島の家を買ったことがある……ということを思い出しました。

自分では、島の物件を狙ったつもりはなく、すでに手放しているため、遠い記憶になっていましたが、第1弾の著書『一生お金に困らない山投資の始め方』の中に2つの島物件が書いてあることに気づいて、「あれれ、僕は島投資をしたことがあったのか!?」と、自分でビックリしました。

読み返してみると、僕の投資経験の中でも非常にインパクトのある物件ですが、これまで日本全国を飛び回って数百軒の家を手に入れていますから、完全に記憶の底に沈んでいたのです。

1つは、7年前の2017年に入手した新潟・佐渡島にある物件であり、もう1つは2019年3月に手に入れた兵庫・淡路島の物件です。この2つは、島投資のケーススタディとしても学びの多い案件といえそうですから、その取り組み方を要点を整理してお伝えしておきます。

山も一緒に引き取ってくれないか?

佐渡島の物件は、自分で住むための家を少しでも安く入手するために、不動産会社の担当者と粘り強く交渉している過程で、「山も一緒に引き取ってくれるなら、一戸建ての家をもう少し安くできる」と持ちかけられた初めてのケースでした。

その家は、床面積が200平方メートルくらいあり、物置や土間が広い3DKの古い一戸建てで、販売価格は200万円でしたが、粘りに粘って交渉を続けたことによって、4分の1の50万円まで値段が落ちてきたときに、山の話が持ち出されたのです。

詳しく話を聞いてみると、交渉している一戸建ては、その山のエリア内にあったのですが、家を手放しても山の固定資産税が発生し続けるため、できれば山も一緒に引き取ってくれないか……という提案でした。

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