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「すごい人」がスキマ時間に取り組む「意外」なこと エネルギーを取り戻し増強する最高のチャンス

東洋経済オンライン / 2024年8月12日 15時0分

次の業務に移る前の「スキマ時間」、あなたはどう過ごしていますか(写真:jessie / PIXTA)

長期にわたって心身の幸せと、目に見える成功の両方を達成し続ける「ハイパフォーマー」。そんな「すごい人」である彼らが実践する習慣についてまとめた、ブレンドン・バーチャード氏の著書『世界3万人のハイパフォーマー分析でわかった 成功し続ける人の6つの習慣』から一部を抜粋・再編集し、本記事では「エネルギーを高める」方法についてお伝えします。

身体の緊張を緩めて

ハイパフォーマーを10年間コーチングしてきた私の経験では、彼らのエネルギーを高めるには、「トランジション(次の状況へ移行する時間)の活用」を指導するのが、最も簡単で、速く、効果的だった。

【画像を見る】スキマ時間に実践したいシンプルなワークとは?

皆、活動の合間のスキマ時間をうまく活用できていないせいで、日々、多大な集中力と、意志力と感情的エネルギーを失っている。またそのせいで、精神的・身体的なスタミナを高めるチャンスを1日に何度も逃している。

たとえば、あなたが毎朝起きてから1日を始めるときに、休息モードから活性モードに移行する。この1日の始まりは、1つのトランジションだ。

そして、子どもを保育園や幼稚園に送り届け、職場に向かうとき。それは、家族時間から運転時間へのトランジションだ。職場に到着して車のドアを開け、オフィスに足を踏み入れるときは、独り時間から協働時間へのトランジションだ。

職場では、プレゼンを作成し終わって、メールチェックを始めるときは、クリエイティブモードからEメールモードへのトランジション。会議が終わって、自分のデスクに戻ってすぐカンファレンスコールを始めるときもトランジションだ。

勤務時間を終えて、車に乗り、ジムに向かう。そこにはトランジションが2回ある。長い1日を終え、家に車を止めて、ママやパパになるときもトランジションだ。

私たちの1日は、一連のトランジションの連続だ。こうしたトランジションは、活動の合間の有効な自由時間として、とてつもなく貴重である。このスキマ時間こそ、あなたがエネルギーを取り戻し、増強する最高のチャンスなのだ。

あなたが日中経験する、あらゆるトランジションを考え、数個書き出してみよう。

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では、それらのトランジションについて、いくつか質問をしよう。

● あなたは、ある活動で生じたネガティブなエネルギーを引きずったまま、次の活動に移行することはないか?
● 消耗し、休憩すべきなのに、休まず次の活動に突き進んでいないか?
● 朝から時間が経つにつれ、「今ここ」感覚や、人生や他者に対する感謝の念が薄れてこないか?
 *今ここ感覚=相手とともにそこにいることに全力を注ぐ誠実な態度

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