1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「認知症とお金」早期治療・ケアで必要な金額は? 300万円の新薬の「メリット」は?専門家に聞く

東洋経済オンライン / 2024年8月13日 9時0分

そのうえで、「多くの会社が参入して、契約者が保険商品を比較して選べるようになればいいですね。認知症になっても、自分らしく暮らしていけることをサポートする保険ができて、若い人にも備えてもらえるようになってほしいです」と期待する。

経済的負担が減れば家族も安心

2年ごとに予防給付金を支払い、早期発見のための検査に活用できるような仕組みの保険商品もある。

「認知症に早く気がつくことは大切です。そのメリットを得られるためにも、自分らしさや暮らしやすさが確保され、経済的にも安心できる状況をつくる必要があります。認知症になっても経済的負担が減るとなれば、本人はもちろん、家族の安心にもつながります」(藤田さん)

認知症のケアにかかる費用を分解していくと、インフォーマルケアコストという水面下の費用が浮かび上がってきた。認知症の人が増えていくなか、そのぶんをどう賄うか、国民的な議論が必要だろう。

少なくとも、個人レベルでできることは何なのか。後編では、認知症が中等度、高度と進行した場合にかかる費用や、認知症に備えていくら用意すればよいかを紹介する。

佐賀 健:メディカルライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください