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"ポジティブな感情になるスイッチ"押すのは自分 ハイパフォーマンスを出す人のメンタル向上術

東洋経済オンライン / 2024年8月13日 16時0分

ポジティブな感情を保てるよう、ハイパフォーマーたちはどんな工夫をしているのでしょうか(写真:Graphs / PIXTA)

長期的に、心身の幸せと目に見える成功の両方を達成し続ける「ハイパフォーマー」は、ベストプレーを続けるためにメンタル面の管理にも気を配っています。そこでハイパフォーマーコーチであるブレンドン・バーチャード氏の著書『世界3万人のハイパフォーマー分析でわかった 成功し続ける人の6つの習慣』から一部を抜粋・再編集し、ポジティブな感情の保ち方について考えます。

ポジティブな感情になるきっかけづくり

私が面接したハイパフォーマーは皆、自分で自分の思考をコントロールし、ポジティブな精神状態に導いていると、口々に語っていた。彼らは、喜びが舞い降りてくるのを待つのではなく、自らつくり出しているのだ。

【画像で見る】ポジティブな気持ちになる6つのきっかけとは?

私は19歳のとき、交通事故にあった。そこで脳の損傷からの回復過程において、人とのかかわりをポジティブな感情と体験にするよう、自分にリマインドする「メンタルトリガー」をつくることにした。

具体的には、次のようなトリガーを設定した。

1 「通知」トリガー

「喜びをつくり出す」という私のモットーを携帯のアラームのラベルとして登録し、アラームが1日3回鳴るように設定した。

会議中でも、電話中でも、メール作成中でも、携帯のアラームが鳴ると、「喜びをつくり出す!」という文字が表示される。

誰でも、携帯が振動すれば必ず見るはずだ。おかげで、事故からの回復途上、流されるように物事をこなしていたときも、日中携帯が鳴って、今ここに喜びをつくり出すようリマインドしてくれた。

このリマインダーは、もう何年にもわたって、日常生活でポジティブな気持ちをつくり出すよう、私の顕在意識と潜在意識の両方に働きかけてくれている。

2 「入口」トリガー

私は、部屋の戸口などをくぐるたびに、自分自身に「この部屋にはいいことがある。私は、幸せな、貢献したくて仕方がない男としてここに入っていく」と言い聞かせている。

この習慣によって、「今ここ」感覚が得られ、人の良いところを見いだすことができ、人の役に立つ心がまえができる。あなたが入口をくぐるたびに自分に言い聞かせるのは、どんなモットーや言葉だろう?

3 「レジ待ち」トリガー

買い物中のレジ待ちのときに「今の私が感じている『今ここ』感覚とポジティブな『気』は、1から10のあいだのどの程度か?」と自問している。この質問によって、自分の心の状態を点数で自己評価し、自分の合格点に達しているかをチェックしているのだ。

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