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データを意図的に悪用して解釈を歪める4つの例 グラフ作成者の意図にハマらない判断力を磨く

東洋経済オンライン / 2024年8月14日 12時0分

③連続増加に見せる恣意的な3Dグラフ

3Dグラフを用いることで、実際の数値に対するイメージを恣意的に補正する方法です。Excelなどによるグラフ作成において、よりグラフィックスを強調した3Dグラフを簡単に作成することができるようになりました。一方で、3Dグラフを利用するときや3Dグラフによって表現された資料を確認する際には注意が必要です。3Dグラフによる遠近法を活用しグラフの大きさを調整することで、実際には連続増加ではないにもかかわらず、連続増加に見せるなど、グラフ作成者の恣意的な見せ方に惑わされない力が必要になります。

④恣意的な縮尺グラフやその組み合わせ

最後に紹介するのが、グラフの縮尺や軸の幅を調整することで、グラフ作成者の主張を恣意的に強調するパターンです。軸の幅を調整することで、傾きを強調したり、全く異なるグラフを2本組み合わせることで、恣意的にグラフ作成者の主張をより強く見せる方法です。

藤田 一樹:NRIデジタル シニアデータサイエンティスト

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