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夏の防災対策は「冷蔵庫」が肝、今こそ安全確認を 動画やイラストが豊富、役立つサイトを紹介

東洋経済オンライン / 2024年8月14日 8時0分

また、忘れがちなこととして、常温保存できる食品でも35度を超えると日本産業規格の「常温」の定義を超えてしまいます。気温が35度以上となってしまう昨今、災害で停電したら、放置せず保冷も検討してください。

冷蔵庫が新しく、節電タイプであれば、ポータブル電源などを使い、少しの電力で冷蔵庫を動かし続けることも可能になります。

夏の災害時に冷蔵庫が使えることは、食料確保だけでなく熱中症対策にもつながり効果が高い対策となります。その意味でも、電気代のかさむ古い冷蔵庫は買い替えを検討するほうが良いでしょう。

3分でできる耐震性有無の簡易チェックシート

そして、そもそもの前提として、自宅等の耐震性について確認しましょう。

今回も、南海トラフ地震臨時情報が出たあと、備蓄品や防災グッズをそろえた方は多いと思いますが、家が倒壊するとどんな対策も役に立たなくなります。津波から避難もできません。どれほど何もできなくなるかは、前記事「『地震発生から自宅倒壊まで3秒』そのとき何が」も参考にしてください。

能登半島地震は1月1日だったため、両親の家や、親戚宅、旅行先で被災された方も少なくありませんでした。現在は、夏休み期間中なので自宅以外で過ごすことも多い時期です。滞在予定先の耐震性も一緒にチェックしてみてください。

たとえば、東京都が発行している防災ブック『東京防災』の耐震化チェックシートは、木造家屋について簡易的に13項目でチェックできるシートになっています。

気になる項目が多ければ、近いうちに専門家に耐震診断を受けたほうがよいでしょう。寝室やリビングのみなど部屋だけの耐震リフォームも可能です。さまざまな補助制度を設けている自治体もありますので、確認してみてください。

家具などの地震対策は?見てほしいサイト

前述した冷蔵庫同様、家具の対策について参考になる最も新しい情報が、東京消防庁の『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック』(2024)です。

ネット上の情報の中には古いままで更新されていないものもあります。検証動画があったとしても、例えばマンションでは長周期地震動対策が必要になるので、マンション以外の動画やライフハックが役立たない場合があります。

新しい情報で、エビデンスや前提条件がわかるものを参考に対策してください。サイト内にチェックリストもあります。

家具の転倒等防止(家具転対策)の手順は、

1. 家具などを減らす
2. レイアウトを工夫
3. 家具などの転倒・移動防止

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