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夏の防災対策は「冷蔵庫」が肝、今こそ安全確認を 動画やイラストが豊富、役立つサイトを紹介

東洋経済オンライン / 2024年8月14日 8時0分

です。

子どもと15秒で家具転対策の手順を確認できる東京消防庁のYouTubeアニメ動画『地震から命を守る家具転対策!』もあります。

レイアウトを工夫する場合、寝ている場所に落ちてきたり、倒れてきたりするものを置かないことを最優先に対策をしてください。寝ている時が一番無防備になります。

参考までに東京消防庁は、B-VRというCGを使ったVR動画を公開しています(防災教育VR「B‐VR(ビーバー)」特設ページ)。

首都直下型地震を想定しているので(動画ではM7.3の震度6強)、揺れている時間は南海トラフ地震の想定より、短いです。「もっと長い時間揺れたらどうなる?」を想像して見ていただければと思います。

自宅編、通学路編、学校編があり、360度VR動画なので、画面をスクロールして、家具やブロック塀に焦点を合わせ、転倒までの詳細な動きを見ることができます。

冷蔵庫の中身が出て倒れてきたり、ソファやテレビが飛んできたりします。机の下に潜ろうとしても、机が飛びながら転倒し、ガラスも一瞬で割れています。

震度6強になると、揺れている最中に動けません。事前対策こそが重要で、そのポイントが視覚的にわかります。親子で学習できるシートも無料でダウンロードできます。

映像は子どもが怖がりすぎないように配慮されていますが、実際に親子で対策を取ってみることが安心にもつながります。

机が飛ばない対策

学校編の動画では学校の机も飛んでいます。能登半島地震の被災地でも、机の下に潜った方が、机ごと飛ばされた体験談もお聞きしました。

ダイニングテーブルや学習机の足元に耐震のゲルマットをつけることは、すぐに対策しやすいので、親子で実施してみてください。

安価なものでよいかどうかの質問が多くありますが、値段にかかわらず品質が保証されているものの多くは、「第三者機関による実験結果」「成分」「耐荷重量」が記載されています。

特に赤ちゃんがいる家庭やペットがいる場合は、舐めてしまうこともあるので、最低限、成分の記載があるものをお勧めしています。

危険なブロック塀をイラストで確認

ブロック塀は震度5強で倒れてきます。標準的な重さのものは1個10キロあります。数個でも子どもの体重を超えてしまいます。それが塊のまま一瞬で倒れてきます。

過去の地震での死者数を見ても、全死者数が少ない場合にブロック塀で亡くなる確率が高くなっていて、死者の死亡要因がすべてブロック塀によるものだった、という地震が2例あります。建物の被害が少ない場合でも、倒壊すれば死者を出す、それがブロック塀です。

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