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「よかれと思って」損する!?エアコン節電の"ウソ" 「月1000円以上」電気代をムダにしているかも!

東洋経済オンライン / 2024年8月14日 13時30分

巷に出回っている「エアコン節電」のウソ・ホントを家電おじさんが解説します(写真:heisj/PIXTA)

SNSや時代の移り変わりで、「え? それ本当に節電になるの?」というアイデアや、「当然、節電になると思ってたのに、それウソなの?」という都市伝説がいろいろと出回っているようです。

【図で見る】「設定温度を1度上げる」だけじゃない!エアコンの賢い使い方

そこで今回、家電おじさんが巷の節電術に決着をつけたいと思います!

月に1000円以上も電気代ムダに

●室外機上に濡れタオルをかけると省エネになる?

少し前ですが、「エアコンの室外機の上に濡れタオルをかけておくと、電気代が安くなる」という噂がSNSでバズりました。

まず、大前提として室外機の上にモノを置いてはいけません。何よりメーカーのダイキンによれば、濡れタオルが乾くと室外機に巻き込まれ、空気の流れを阻害してしまうため、その場合はかえって1カ月で1020円も電気代が高くなるとしています。

同様に、室外機に「水をかけて冷やす」などの行為も、ほとんど効果がありません。

大切なのは「室外機の風通しをよくする」「室外機を日陰に置く(室外機が吸い込む空気の温度を下げる)」ということ。この理屈からすると、室外機のまわりに打ち水をすると効果があるかもしれません。ただ、頻繁に打ち水をしに屋外に出るのは、暑くて大変ですが。

→ウソ

●ラティスでしっかり囲って日陰にしたら省エネになる?

エアコンの室外機のデザインは洗練されておらず(つまりダサいってことですね)、メーカー名が大きく書いてあります。そのうえ人目につく道路に面しているところに設置することが多いので、家の外観を損ねるとお困りの人も多いでしょう。

そこで家の雰囲気に合うように、白い木(ラティス)などで室外機を覆ってしまう方もいるようです。エアコンに理解のある方は、正面に隙間を作って風の通り道を作っているようです。

しかし室外機の多くは背面と、室外機に向かって左側から空気を取り込んでいるので、こちらも風が通るようにしてあげなければ、しっかり囲んでいるのと変わりありません。

室外機の風通しが悪いと、月に1000~2000円ほど電気代が高くなるので注意しましょう。ラティスで囲むより、屋根のような大きな「ひさし」を作って日陰になるようにしてあげるといいでしょう。

→ウソ

意外と効果がある「日よけシート」

●室外機の日よけシートは節電効果がある?

室外機の上に載せる銀色のシートは、ある程度は効果があるようです。

直射日光が当たらないので、日陰にするのと同じような効果が得られるとされています。ただ、室外機が吸い込む空気は熱いままなので、電気代として表れるほど効果がないかもしれません。

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