1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

大活躍「ロバート秋山」なぜ「天才」と呼ばれるのか 令和の正統派「万能」コメディアンの魅力とは

東洋経済オンライン / 2024年8月18日 12時0分

ロバート秋山のクリエイターズ・ファイルで紹介されているクリエイターは100人を超えている(出所:ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル公式サイト)

ロバート・秋山竜次は、いままさに旬の芸人のひとりだろう。特にここ最近、テレビなどで姿を目にする機会がぐんと増えた印象だ。超個性的なオリジナルキャラクターに扮する「クリエイターズ・ファイル」などマニアックな芸風のイメージも強かったロバート秋山が、なぜいまこれほど存在感を増しているのか? その魅力を掘り下げてみたい。

【写真】「見た目が似てる?」番組の企画で実現したアーティスト・村上隆との奇跡のツーショット(ほか6枚)

「体ものまね」と「クリエイターズ・ファイル」

改めていうまでもなく、秋山はお笑いトリオ・ロバートのメンバー。ロバートは、2011年に「キングオブコント」で優勝した実力派。一方でキャリアを重ねるなか個人での活動にも精力的に取り組んできた。そして秋山は、ソロでも頭角を現すように。

たとえば、「体ものまね」は有名だろう。着ているTシャツの裏地に梅宮辰夫の顔写真がついていて、脱ぐ要領でひっくり返すと秋山の顔が隠れ、日焼けした裸の上半身のちょうど上のところに梅宮の顔が来る。

秋山のがっちりした体形を生かした代名詞的ネタだ。つい最近、あの大谷翔平の体ものまねTシャツまで発売された。同じラインとしては、『シューイチ』(日本テレビ系)でアルコ&ピース・平子祐希と組んだ「体格ブラザーズ」という人気企画もある。

秋山の評価を一気に高めたと言えるのが、さまざまな職業の人物になりきる「ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル」である。みな架空の人物だが、妙なリアリティのあるところが共通点だ。

【写真】ロバート秋山の多彩ぶりがわかる写真の数々(7枚)

トータル・ファッション・アドバイザーのYOKO FUCHIGAMIはファッション界の大物。見た感じは某有名女性デザイナーに似ていなくもない。そして「GUCCIもまあまあおしゃれよね。でも、裸が一番のおしゃれ」などと、ふざけているようで深い意味もありそうな言葉を矢継ぎ早に繰り出して周囲を煙に巻く。

また上杉みちは劇団遠近法(動画では遠近法のトリックを使って大柄な秋山が子どものように小さく映る仕掛け)に所属する名子役。撮影の合間は子どもらしい純真なみちくんだが、いざ撮影になると大人顔負けの集中力と演技でスタッフをうならせる。最近はNTTドコモのCMにも起用されるほどの人気キャラクターである。

さらに、歌姫がよく引き連れている取り巻きを仕事にするプロの取り巻き・白木善次郎。当然そんな職業はないが、いてもおかしくない気になるところが秋山の着眼点のすごさだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください