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「島の山」の価値が500倍もはね上がった驚きの訳 電柱があれば何もしなくても収入が得られる?

東洋経済オンライン / 2024年8月19日 17時0分

佐渡島にある3DKの家と300㎡の山を20万円で購入! 島投資を始める前に所有したプレ島案件だ(写真:『一生お金に困らない島投資の始め方』より)

ここ数年、ネットやテレビを通じて、日本の「島」に関するニュースに接する機会が増えています。「島に富裕層が移住している」「島にオフィスを置く企業が増えている」「外国人が日本の島を購入している」など、こうした多面的な現象は、日本の島が持つポテンシャル(潜在能力)の高さを物語っています。

そんななか、いち早く島の「魅力」と「投資価値」に気づき、島の不動産に投資をしているのが、投資家で事業家の永野彰一氏です。島の魅力とはいったい? 氏の新刊『一生お金に困らない島投資の始め方』をもとに3回にわたって解説します。

宮古島の地価が500倍以上も高騰

日本は島国であるだけでなく、山国でもあり、国土の約7割を山が占めています。

僕が実践している「山投資」は、全国どこにでもある山のポテンシャルに着目して、それを活用することで利益を生み出す「仕組み」を考えたものですが、山投資の手法は「島の山投資」でも十分に効果を発揮します。

島にある山というのは、主要4島の山と比べて面積が狭く、数も限られますから、十分に効果があるどころか、さらに大きな利益が見込める……と考えています。

山投資の基本的な取り組み方を紹介しながら、島の山が持つ収益性や将来性にスポットを当て、その投資価値について詳しくお伝えします。

島にある山の投資価値を知るための象徴的な例といえるのが、沖縄・宮古島で不動産価格や地価が高騰した「宮古島バブル」のケースです。

宮古島バブルとは、2015年1月に風光明媚な「伊良部大橋」が完成したことをきっかけに、沖縄の観光地としては石垣島に大きく水を開けられていた宮古島の注目度が一気に高まり、リゾートホテルの建設ラッシュが始まったことで、宮古島の土地の一部が坪単価で500倍以上もハネ上がった……という現象を指しています。

2024年の公示価格を見ると、宮古島の地価は商業地で「12.4%」、住宅地でも「12.3%」(いずれも前年比)という高い伸び率を継続しています。沖縄の地価が全国トップの伸び率を示していますが、10年連続で地価が上昇している沖縄県の中でも、宮古島の地価は群を抜いて高騰し続けているのです。

ここで注目したいのは、坪単価が500倍以上もハネ上がるなど、劇的に地価が上がった土地のほとんどが、宮古島の「山」であったということです。そこが宅地であったならば、販売価格100万円の土地が、いきなり500倍の5億円になるようなことは起こりません。

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