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妻に対して「仕事だからしょうがない」は時代遅れ 「互いへのリスペクト」が夫婦円満のポイント

東洋経済オンライン / 2024年8月19日 10時30分

もし、妻の話を聞く余裕がないのであれば、無理に聞く必要はありません。いったん受け止めの言葉を返したあと、「ごめんね。今日は疲れているから、今は詳しく聞けそうもないかな」と正直な気持ちを伝えてください。中途半端に聞き流したり、「時間のあるときにゆっくり聞くよ」などと、確約できない約束で先延ばしするのはおすすめしません。まずは受け止める、それから本心を言葉にすることを心がけましょう。

有給を取ってくれないかという妻に

妻 夏休みは沖縄に行きたいんだけど、もうちょっと有休取れないの?

夫 仕方ないだろ、メンバーとの兼ね合いで休めないんだから。働いているほうの身にもなってくれよ。

NGワード
働いているほうの身にもなってくれよ

言いかえてみよう
ごめん。メンバーとの兼ね合いで、これ以上休み取れないんだ

事実を伝えるのに喧嘩腰になる必要なし

夫がここで伝えたいのは、「休みが取れない」という事実です。しかし、「仕方ないだろう」「働いているほうの身にもなってくれ」など、相手を怒らせるような言い方をすることで、「話し合う余地なし」という緊張状態をつくり出しています。

仕事で忙しいところに休みの話をされて、イラつく気持ちはわからなくもありません。とはいえ、それを喧嘩腰で伝えてしまうと、妻も「仕事だからってなんでも偉そうに。家族のことはどうでもいいわけ?」とムキになって反論したくもなるでしょう。

休めないという事実は変わらないのですから、家族の希望を叶えられないことに対して、一言「ごめん」という言葉があると、妻の受け止め方も変わるはずです。そのあとは、妙な言い訳をしたり、高圧的になったりせず、淡々と休めない理由を話せばいいと思います。

もし、「8月の終わりでよければ」とか「沖縄は無理だけど、あと1日くらい休みを増やせるかも」など、代案があるなら、それをもとにベターな方法を一緒に探ってみましょう。

「働いているほうの身にもなってくれ」というフレーズも、気になります。「働いているほうが偉い」「稼ぎが上のほうが偉い」という感覚が隠れていませんか? それは夫婦間の経済的格差を、そのまま家庭内ヒエラルキーにスライドしているということ。

家事や子育ても立派な家庭の仕事ですし、夫婦は運命共同体です。お互いが対等な立場で、協力して家庭を運営していることを忘れないようにしたいですね。

仕事も家事も大変で疲れたと言う妻に

妻 今週は、仕事も学校の三者面談もあって、ほんと大変。疲れちゃったよ。

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