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209万円~ホンダ「WR-V」は誰が買っているのか? ユーザー像の違いを「ヴェゼル/ZR-V」と比較

東洋経済オンライン / 2024年8月21日 17時0分

WR-Vは全長4325mmx全幅1790mmx全高1650mmのボディサイズを持つコンパクトなSUV(写真:本田技研工業)

「WR-V」は、ホンダが2024年3月に発売した新型コンパクトSUVだ。インドで2023年から発売されている「エレベイト」の日本仕様車で、インドから輸入して販売する。

【写真】発売から半年を経ちサンプルが集まったことからWR-V購入車を分析した

グレードはベースグレードの「X」、中間の「Z」、上級の「Z+」で、すべて1.5Lのガソリンエンジンと2WD(FWD=前輪駆動)の組み合わせ。209万8800円~248万9300円という低価格も推し出す。

今回は、このWR-Vの購入者の特徴を、同じホンダのSUVである「ヴェゼル」「ZR-V」と比較しながら見ていく。

WR-Vは、発売からまだあまり時間が経っていないタイミングでの分析ゆえ、初動を把握する意味合いが強いと考えてもらえるといいだろう。

なお、WR-Vはガソリン車のみの展開となるため、比較対象のヴェゼルはガソリン車とハイブリッド車にわけて分析する。また、ZR-Vのガソリン車はサンプル数が少ないため、今回は分析の対象外とした。

分析データはこれまでと同様、市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める、自動車に関する調査「Car-kit®」である。

<分析対象数>
■WR-V:71名
■ヴェゼル ガソリン車:99名
■ヴェゼル ハイブリッド車:1341名
■ZR-V ハイブリッド車:313名
※いずれも分析対象は新車購入者のみ。現行のヴェゼルの発売タイミングである2021年4月以降購入者に限定している。

どんなクルマから乗り換えたのか?

はじめに、「どんな乗り換えだったのか」を確認する。

WR-V、ヴェゼル、ZR-Vともに買い替え(代替)での購入が9割程度で、残りの約1割が買い増し(増車)と初めての購入(新規)となっている。

では、どんなクルマから乗り換えたのか。メーカーでは、やはりホンダから乗り換えが多く、その乗り換え率を見てみると、WR-V:69%、ヴェゼル ガソリン車:75%、ヴェゼル ハイブリッド車:71%、ZR-V ハイブリッド車:72%だった。WR-Vがやや低いが、いずれも7割程度と大きな差はない。

【表】今回の調査結果を先に見る

続いて、具体的な車種名(前有車)を確認してみよう。まずヴェゼルについては、今回の対象が現行モデル(2021年発売)であるため、1つ前のモデルからの乗り換えが多い。特にハイブリッド車で、この傾向が顕著だ。

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