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子育ては「大人もアップデート」する大チャンス 私たちは変化の目まぐるしい社会で生きている

東洋経済オンライン / 2024年8月25日 17時0分

遊ぶヒマもないほど習いごとをしても「子どもが伸びるとはかぎらない」と筆者は話します(写真:kapinon / PIXTA)

将棋の藤井聡太さんが幼少期に受けていたことでも知られる「モンテッソーリ教育」は20世紀初め、イタリアの精神科医マリア・モンテッソーリさんが始めた教育法です。そのメソッドを日々の子育てに、家庭でも気軽に取り入れてみようと呼びかけているのが、モンテッソーリ・ホームレッスン代表の菅原陵子さん。菅原陵子さんの著書『4・5・6歳 小学校の勉強がスイスイできる子になるおうちゆるモンテッソーリのあそびと言葉がけ』より一部を抜粋、再編集してお届けします。

時代で変わる教育・変わらない本質

SNSなどで、子育てにまつわる情報がすぐに手に入る時代になりました。

【イラスト】親世代と子世代で「違うもの」と「変わらないもの」

しかも「〇〇とは、こういうもの」とコンパクトにまとめられていたり、子育てが「楽しそう」「うまくいっていそう」なご家庭の様子も目に入りやすいですよね。

あるいは、「○歳までに△△をする」とか、「子どもの自己肯定感の高いお母さんの5つの特徴」みたいに、「いい子育ての基準」や「正しそうな理論」が書かれていたりします。

そういうすぐまねできそうなだれかの成功事例や、コンパクトで正しい理屈で幸せになれる方はいいのですが、なぜか私が出会う親御さんは、そういう情報にたくさん触れている人ほど、育児に悩んでいるように思います。

「わかりやすい正しさ」は、ときに不安をあおります。

育児の本や、よその家庭の子育てをバロメーターにして、ついまわりと自分の子を比べ、心がザワザワしてしまう。そして、「まわりに置いていかれないように、小さいうちからあれもこれもやらせなくちゃ」と思った結果、最近の子どもたちはとにかく忙しいのです。

一週間の予定が習いごとでびっしり。大人より忙しそうに見える子もいます。そんな子どもたちから聞こえてくる声は「疲れた」「休みたい」「遊びたい」……。

習いごとを否定するつもりはありません。でも、「遊ぶヒマもないほど習いごとをしても、子どもが伸びるとはかぎらない」のです。

ここで一つ、みなさんに質問です。教育の中身は、時代で変わると思いますか? それとも変わらないと思いますか?

講演会でこの質問をすると、多くの方が「変わる」と答えます。

その理由を聞いてみると、「AIの登場で人間に求められる力が変わった」とか「グローバル社会になって英語力が必須になった」など、もっともらしい答えが返ってきますが、「では、そのためにどんな人に育つといいのでしょう?」と、もう一歩踏み込んだ質問には、答えがないことも多いのです。

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