博報堂×三菱「NOYAMA」はアウトドア新風なるか 単なるレンタルでない次世代プラットフォーム
東洋経済オンライン / 2024年8月26日 10時0分
アウトドアに特化した新会社、株式会社NOYAMA(ノヤマ)が2024年7月18日より事業開始した。三菱自動車工業(以下、三菱)が66.6%、博報堂が33.4%出資する合弁企業だ。
【写真】デリカミニやアウトランダーPHEVなど、アウトドアイメージの強い三菱の新たな挑戦が始まった
ウェブサイトのURLは、noyama-outdoor.com。コロナ禍によるライフスタイルの変化、キャンプブーム、4輪駆動車といったキーワードを思い浮かべると、「三菱=アウトドア」という発想は事業として正攻法に思える。
近年の「デリカD:5」や「デリカミニ」はもちろん、そのキャラクターである「デリ丸。」、三菱の代表車種であった「パジェロ」など、三菱とオフロードやアウトドアのイメージがマッチするからだ。
ただし、直近での世間の風潮としては、キャンプやキャンピングカーの人気はコロナ禍での急拡大から「ひと息ついた」といった印象がある。
そんな中で、三菱はアウトドア領域の事業に特化した、日系自動車メーカーとしては類のないチャレンジに踏み出した。しかも、NOYAMAのサービスの一部では、あえて三菱色を抑えているという。
「冒険の学校」と「e-Outdoor」の2軸から
立ち上げ初年度のサービス事業は、大きく2つ。1つ目は、「みる、つながる、やってみる。」をテーマとする「冒険の学校」。
これは、キャンプやサバイバル術に関しての動画コンテンツ、アウトドアに特化したコミュニティ向けSNS、そしてプロ講師による体験イベントで構成する。
2つ目は、「e-Outdoor」。プラグインハイブリッド車(PHEV)とアウトドアギア・電化製品の一括レンタルサービスだ。
オンラインで予約を行い、レンタカー会社などで車両の受け渡しを行う。7月の横浜、8月の東京都内を皮切りに、年内に10カ所でのサービス開始を目指す。
中期的には、プラットフォームビジネスとして、EC事業、広告配信事業、データコンサルティングなど、アウトドアを中核として多面的に事業を展開するという。
では、なぜいまNOYAMAなのか。同社の久保田和拓社長に、真正面から質問をぶつけてみた。まずは、会社設立の経緯から。
もともとは、三菱本社の新規事業開発・VC(バリューチェーン)推進本部での新規事業開発から生まれた発想だ。
同本部は2023年1月に準備室として始まり、同年4月に本部が正式に立ち上がった。命題はいたってシンプル。新たな収入源としての新規事業拡大である。
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