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夏の「蓄積疲労」をスッキリ運動・睡眠・食事のコツ カギは寝る前のエクササイズとビタミン摂取

東洋経済オンライン / 2024年8月29日 8時0分

夏も終わり。夏バテをこじらせている人にぜひやってほしい簡単エクササイズを紹介(写真:プラナ/PIXTA)

テレビや雑誌などのメディアで健康情報を発信するトレーナーの坂詰真二さんが、疲れない体、引き締まった体、自信がもてる体を作るメソッドを伝授する本連載。

今回のテーマは「夏後半の夏バテを解消する」です。

今年も全国各地で猛暑日の連続記録が更新されるなど、厳しい暑さが続きましたが、8月後半に入って、それもようやく落ち着いてきました。

【イラストで見る】寝る前に"ちょい活"でぐっすり 「睡眠の質を高めて、こじらした夏ばてを解消する」エクササイズ2種

一方で心配なのは夏バテ。ここ数年は9月も最高気温が25℃以上の夏日や、30℃以上の真夏日が多いことから、秋バテといってもいいでしょう。

夏バテ、秋バテは直接命にかかわる病気ではなく、暑さがもとで起こる複合的な蓄積疲労です。一般的に短期(急性)の疲労は回復も早いのですが、蓄積疲労は回復に時間がかかります。夏バテも同様に、気温が下がってもなかなか回復しないものです。

こじらした夏ばての原因は体力低下

実は、夏バテの原因として1つ考えられるのが、運動不足による体力低下です。

運動をすると体温が上昇するので、これを避けようとして買い物や散歩などの外出を控えるために、日中の活動量が減るのは致し方のないことです。ですが、それと引き換えに筋力、持久力、柔軟性が気づかないうちに少しずつ衰えていきます。

7月から8月前半に感じる初期の夏バテは、後述する睡眠不足や栄養のアンバランスによるものですが、8月後半から9月の残暑に感じる夏バテ、秋バテは、体力の低下が大きく影響していると思われます。

これを予防するためには、適度な運動で体力を維持することが必要です。

例えば、涼しい電車やバスの中なら座らずにできるだけ立つ、駅やデパートなどの商業施設ならできるだけ階段を使う、比較的気温が下がった日の夕方や夜間には散歩をする、といったことを心がけるだけでも、顕著な体力低下を抑えることができます。

エアコンや扇風機を効かせた涼しい部屋の中で、週に1~2回でも動画サイトやDVDを利用して、ヨガやダンスなどのエクササイズを行えれば、なお良しです。

念のためですが、汗をかかないと運動効果が出ないようなイメージがありますが、それは誤解で、汗の量と運動量やエネルギー(カロリー)消費量の間に直接的な因果関係はありません。

この後に特に衰えやすい下半身の筋肉を鍛えるスクワットを紹介しますので、週に2回、涼しい部屋でやってみてください。

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