1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

110カ所超の「遊園地」巡った"会社員夫婦"の幸せ 大人になっても楽しめるアトラクションの魅力

東洋経済オンライン / 2024年8月30日 12時0分

2人はメリーゴーランドだけでなく、施設内をゆっくり走るアトラクション「屋内ライド」や「ミニトレイン」も大好きだという。

「屋内ライドは、360度どこを見てもつくり込まれていて、屋内だから世界観に浸りやすい。メルヘンやホラー、シューティングなど、ジャンルもさまざまで楽しいですよ」(mikkoさん)

その1つが、日本最古の遊園地、浅草花やしき(東京都)のスリラーカーだ。1951年から稼働しており、歴史があることで有名な同園のローラーコースターより「2年も先輩」なのだという。

「ミニトレインはその名のとおり、園内を走る小さな鉄道です。歩くことに気を取られず、周りの風景をゆっくり楽しめるのがいいんです」(mikkoさん)

イチ推しは、東武動物公園(埼玉県)の太陽の恵み鉄道パークライン。園内に駅があり、移動手段としての役割もあるミニトレインだ。蓮沼海浜公園(千葉県)のミニトレインは走行距離日本一で、2.1kmを約20分かけて走る。

また、ネオパークオキナワ(沖縄県)のミニトレインは、戦前にあった沖縄軽便鉄道を再現したもの。どれもこれも、唯一無二の個性がある。

全国各地の遊園地の特徴を把握している2人は、普段からExcelやGoogleマップを活用して、行きたい遊園地や、乗り物のあるスポットをリストアップしている。

旅の目的地となる遊園地を決めたら、その周辺の乗り物スポットも併せて巡る。閉園した遊園地のガイドブックを持参して、その跡地に建つ公園や施設を巡り、ありし日の遊園地に思いを馳せることもある。

遊園地巡りで大切にしていること

初めて訪れた遊園地で大事にしているのは、まずは何も考えずに思いきり楽しむことだ。

「ファーストインプレッションを大事にしたいので、初めての遊園地では情報収集をしすぎないようにしています」(milfordさん)

「私たちは『遊園地だいすきユニット』なので、遊園地の中で好きなポイントを必ず見つけるようにしていますね」(mikkoさん)

目いっぱい楽しんだ後の2人の楽しみが、遊園地の情報収集だ。多いのはネット検索だが、さらに調べたいときは国会図書館で昔のガイドブックを探したり、業界紙のデジタルアーカイブを見たりする。地元紙には開園当時の記事や遊園地の広告が載っているため、マイクロフィルム化された当時の新聞を2人で手分けして調べることもある。

こんなふうに遊園地を楽しむ2人は、普段は会社に出社し、フルタイムで勤務する会社員だ。mikkoさんは通勤時間や昼休みを活用して、遊園地の情報を検索するのが日常茶飯事という。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください