スマホで備える、災害時に役立つ「防災ツール」 いざという時のために入れておきたいアプリ、サイトを網羅
東洋経済オンライン / 2024年9月1日 8時20分
9月1日は防災の日。大規模な災害が発生したとき、私たちの生活を支えるライフラインの多くは機能を停止してしまう。そんな非常時に、スマートフォンは情報収集や安否確認に欠かせないツールとなる。いざというときのためにスマホでできる防災対策をまとめた。
【写真で見る】非常時用モバイルバッテリーは、定期的に再充電する必要があるのでご注意
バッテリー節約モードを確認する
スマホのバッテリーを長持ちさせるには、低電力モードや省電力モードを活用しよう。iPhoneでは設定から「低電力モード」をオンにすることで、バックグラウンドで動くアプリが制限され、バッテリーの消耗を抑えられる。Androidでも同様の機能があるので、確認しておこう。
Androidスマホの中には、より大胆なバッテリー節約機能もある。例えばGoogle Pixelの「スーパー バッテリー セーバー」は、LINEなどの指定したアプリだけ起動を許し、ほかのアプリは使えなくすることで、消費電力を大幅に節約できる。
モバイルバッテリーの管理
リチウムイオン電池は自然放電するため、定期的な充電が必要だ。非常用持ち出し袋にモバイルバッテリーを入れておく場合は、半年に一度は確認と再充電を行おう。満充電ではなく60〜80%の充電状態で保管すると劣化を抑えられる。
乾電池式の充電器は、スマホをフル充電できる性能はないが、電池の劣化が緩やかなため、メンテナンスの手間が省ける。単三電池8本でスマホを1回満充電できる程度の容量があるので、防災ボックスに入れておくと役立つだろう。
さらに余裕があれば、キャンプ用などの大容量ポータブル電源を用意しておくのもおすすめだ。リン酸鉄リチウムイオン電池を使ったものは、過充電・過放電に強いため防災に適している。小型のソーラーパネルと組み合わせれば、太陽光でスマホを充電することもできる。
災害時の通信手段の確認
大規模な災害が発生すると、通信キャリアが被災地域のユーザーに対して料金の減免や無料提供を行うことがある。これは、被災者が金銭的な負担を気にすることなく、インターネットを使って必要な情報を収集したり、安否確認を行ったりできるようにするための措置だ。
例えば、大手キャリアでは災害時に被災地の利用者を対象に、一定期間のデータ通信量を無償で提供したり、月額料金を減額したりするサービスを実施している。要するに、被災地域の住民は、ギガを気にせずスマホを使えるようになることもある。
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