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アメリカで内戦起きる?不安渦巻く恐ろしい光景 『シビル・ウォー アメリカ最後の日』製作背景

東洋経済オンライン / 2024年9月2日 12時0分

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は10月4日からTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開(東洋経済オンライン読者向けプレミアム試写会への応募はこちら)ⓒ2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

大統領の横暴によって分断された近未来のアメリカ合衆国では、激しい内戦(シビル・ウォー)が続いていた。

【写真】A24 が過去最大の製作費を投じた『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の場面シーン

ワシントンD.C.の陥落が目前に迫る中、著名な戦場カメラマンのリー・スミスらジャーナリストたちは、大統領の独占インタビューを行おうと計画する。だがニューヨークからワシントンD.C.へと向かう道筋で彼らが目撃したのは内戦の恐怖と狂気が渦巻く世界だった――。

A24が史上最高の製作費を投じた

『ミッドサマー』『ムーンライト』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などの作品で知られるA24といえば、エッジの利いた企画と、SNSを駆使した独創的なマーケティング、ファッショナブルでユニークなグッズ展開など、世界中の映画ファンからの絶大なる信頼を集めるインディペンデント系の映画会社だ。

10月4日から日本公開となる映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は、A24史上最高の製作費となる5000万ドルを投じたディストピア戦争大作である。全米では4月に公開され、2週連続1位、世界興収で1億2253万ドルを突破する大ヒットを記録している。

1951年に批准されたアメリカ憲法修正第22条では、大統領の任期を2期までと定めているが、本作に登場する権威主義的な大統領は、憲法を改正して “就任3期目”に突入。

そんな大統領の横暴に反旗を翻した19の州が独立を求め離脱し、テキサス・カリフォルニアの同盟からなる西部勢力と、大統領による激しい武力衝突が各地で繰り広げられていた。だが西部勢力が優勢で、政府軍は敗色濃厚となっていた。

そんな中、国際写真家集団「マグナム・フォト」に所属する著名な戦場カメラマンのリー・スミス(キルステン・ダンスト)と、記者のジョエル(ワグネル・モウラ)は、西部勢力がワシントンD.C.を制圧する前に、14カ月にわたって取材を受けてこなかった大統領への独占インタビューを敢行しようと計画する。

ワシントンD.C.までの距離は1389キロメートル。そこにリーの師匠であるベテラン記者のサミー(スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン)、そしてリーにあこがれる若手カメラマンのジェシー・カレン(ケイリー・スピーニー)も同行することとなり、西部勢力の軍事基地があるシャーロッツビルまで向かうこととなった。

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