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管理職がすべき「生産性上げる雑談」「下げる雑談」 結果を出すチームは、普段何を話しているのか

東洋経済オンライン / 2024年9月3日 9時30分

「雑談」によって、チームの生産性を大きく上げる人がいます。どんな内容の雑談をしているのでしょうか?(写真:jessie/PIXTA)

「雑談で相手の距離を縮めたい」「チームをいい雰囲気にするため、いろんな雑談を振っている」。

コミュニケーションを密に取ることで、生産性をあげようとする管理職は多いと思います。しかし、実は雑談には「生産性を上げる雑談」と「何の意味もない雑談」があるのです。

社内のコミュニケーション力を上げる独自のノウハウ「コメディケーション」を260社、2万6000人以上に提供している、元お笑い芸人コンサルである中北朋宏氏。

『おもしろい人が無意識にしている 神雑談力』では、中北氏がこれまでの経験やお笑い芸人として培った技術を駆使した「人を動かすコミュニケーション術」を網羅。

以下では、その中北氏が「生産性を上げる雑談、下げる雑談」について解説します。

チームの生産性が上がる雑談、下がる雑談

管理職になり、部下と関係性を深めようと「雑談」を意識してしている、という人を見かけます。

【簡単にわかる】生産性の高いチームは、どのような雑談をしているのか

「毎日、天気の話や、最近のニュースなど話しやすい話題で雑談をしている」

そんな涙ぐましい努力をしている方々にとって、悪い知らせです。

普通の雑談で部下との関係を深めることはできません。

確かに、ある会社のデータでは、部下の成長度合いと月間のコミュニケーションの時間に相関関係があるとされています。

部下が「非常に成長している」と実感をしている人の約半数が、部下とのコミュニケーション時間を「月間6時間以上」とっていると回答しています。

部下の成長のためには、コミュニケーションを高頻度でとる必要がありますが、ここで勘違いしてしまう人がいます。

雑談なら「どんな内容でもいい」と天気や昨日見たニュースなどの「軽い雑談」ばかりしてしまう人です。

極端な話、365日天気の話をしても、部下を成長させるのは難しく、良いことといえば「天気に詳しい上司」と思われるくらいです。

もちろん、「話しやすい」など心理的安全性を高めることに貢献することにはなるでしょうが、関係性を深め、チームとして生産性を上げる、となるには話題が弱いです。

一方で「雑談」によって、チームの生産性を大きく上げる人もいます。

では、うまくいっているチームを率いる管理職は、どんな内容の雑談をしているのでしょうか……。

いいチームは「真面目な雑談」をする

企業研修を通して数多くの管理職の方々や、その直属の部下の話を聞いてきた中で、メンバーが一致団結し、仲間として自律的に動いているチームには、ある共通点がありました。

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