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「音大卒の大工」家賃6万の部屋で夢見る次の一歩 古い物件をDIYで工夫、猫との日々に癒やし

東洋経済オンライン / 2024年9月3日 10時0分

「広い敷地のある場所が希望ですが、あまり都心から離れるのも、仕事的にはマイナス。凝った施工の仕事は東京が多いから、そこに駆けつけられるようなアクセスの良さも必要です。そうなると家賃が高くなってしまいますね」

発展途上にある自分に、ちょうど良い部屋

新たに三原さんが望む住環境を手に入れるとなると、どうしても現在の住まいよりはコストアップになるだろう。

「今は安く住めるこの部屋に救われているのも事実。車を買ったり道具を揃えたりと、開業資金がどんどん出ていく日々ですから。

当面は工務店として直接僕に依頼してくれるクライアントが増えて、仕事が軌道に乗っていくことが、切実な願いですね。

そんなこともあって『理想の家に住むのはまだ早い。今はこの部屋で充分だ』と自分に言い聞かせている感じです」

【写真】限られたスペースを工夫し、仕事や趣味のものも収納。2匹の猫との暮らしぶり(16枚)

低コストの住まいは、新しいステージを目指す人にとって、夢への足場である。

三原さんが一人前になるために猫たちと苦楽を共にしたこの空間は、目標を達成した後に振り返れば、きっと愛おしい思い出の部屋になるのだろう。

"背伸びをしない"暮らしの様子

本連載では、ひとり暮らしの様子について取材・撮影にご協力いただける方を募集しています(首都圏近郊に限ります。また仮名での掲載、顔写真撮影なしでも可能で、プライバシーには配慮いたします)。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。

蜂谷 智子:ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰

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