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60〜70歳までの「資産形成期」に何に投資するか まずは60歳までに500万円の投資資産を作る

東洋経済オンライン / 2024年9月4日 7時0分

60歳から70歳までの資産形成期に何に投資するか、そしてどの程度お金が増えるのか?(写真:nonpii/PIXTA)

年金だけでは心もとないし、老後資金が心配。でも、投資はしてみたいが、いまからでは遅くはないだろうか、そもそもどうやったらいいかわからない…と悩む人も少なくないでしょう。そこで頼藤太希さんの著書『60歳からの新・投資術』から、60歳からできる資産形成術を具体的な例を一部引用・再編集してご紹介します。

まずは60歳までに500万円の投資資産を作る

読者の中には、60歳から初めて投資をするという人もいるかもしれませんが、資産形成は早く始めたほうが時間を味方にできるので有利ですし、まとまった資産があったほうがお金の増えるスピードも増します。

【図版】預貯金300万〜500万円とは別に、60歳までに500万円の投資資産を作ることを目標にする

60歳までに預貯金300万〜500万円とは別に、500万円の投資資産を作ることを目標にしましょう。

500万円の資産を作るには「投資信託」がおすすめ。新NISAとiDeCoを優先的に活用し、インデックスファンドまたはバランスファンド(国内外の株式、債券、リートなどに分散投資する投資信託)で積立・分散投資をし、時間を味方につけながら500万円の投資資産を築くことを目指します。

60歳までに500万円の投資資産を作ったら、60歳以降はその500万円の運用に加えて、70歳まで別途、積立投資を行うことで、預貯金とは別に計1000万~1500万円の資産を築けるでしょう。

500万円の運用では、70歳までの10年間で800万円、1000万円などと、老後資金を増やすことを目指します。

縦の列には運用年数、横の行には運用利回りをとっています。投資資産の金額に係数をかけると、資産がいくらになるかがすぐ計算できます。たとえば、運用利回り5%で10年間運用ができた場合、500万円が「×1.629」で814.5万円になる、というわけです。

70歳までにその資産を増やす①──投資で増やす基本戦略

60歳以降は、60歳までに用意した投資資金を投資に回しつつ、70歳までの勤労収入の一部(毎月1万~5万円程度)の積立投資を10年間続けて行うのが基本戦略です。

仮に10年間、積立投資をした場合、資産総額がいくらになるかをまとめたのが、図表3です。

縦の列には毎月の積立金額(1万円単位)、横の行には運用利回り(1~7%)をとっています。縦と横の交わるところにある金額が「毎月の積立金額が◯万円・運用利回りが△%だった場合の資産総額」です。

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