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国語デキない社会人でも書ける「魔法の文章テク」 問いと答えを整理すれば誰でも書けるように

東洋経済オンライン / 2024年9月7日 17時0分

(画像:東大カルペ・ディエム作成)

「文章を書くのが苦手」「何を書いていいかわからない」。そんな悩みを抱く人も多いのではないでしょうか。『一度読んだら絶対に忘れない文章術の教科書』を上梓した辻孝宗先生は、毎年東大合格ランキング上位に入る、全国屈指の難関校・西大和学園で国語を教えています。辻先生が文章書くのが苦手な人でも、書けるようになるためのコツをお話しします。

国語の授業を聞いていたのに文章が書けない

みなさんは、文章を書くのが得意ですか?「小中高と国語の授業をしっかり聞いていたにもかかわらず、文章を書くことが苦手だ」という人も多いと思います。

【写真】『一度読んだら絶対に忘れない文章術の教科書』(辻孝宗著)では、大人にも役立つ文章術を伝授

本来国語の授業をしっかりと聞いている人であれば、文章を書くための土台はできているはずです。それなのに文章を書くのが苦手な人が多いのは、おそらく「文章を書く前提となるいちばん重要なこと」を習っていないからだと感じます。

例えば「5分間、初対面の相手に対して自己紹介をしてみてください」と言われたら、みなさんはスムーズに話せるでしょうか。

おそらくは、1分くらい「えーと、〇〇です。出身は〇〇県で、年齢は〇〇歳です。趣味は〇〇で、えーと、えーと」と説明した後で、言葉に詰まってしまうことでしょう。

自己紹介も、作文の1つですよね。自分の頭にある考え・情報を外にアウトプットするという行為です。でも、たった5分、自分というとてもよくわかっているはずの人間の話をするだけで、人は悩んでしまいます。話す内容がよくわかっている話だったとしても、文章でまとめるのは難しいのです。

一方で、自己紹介がすんなりいかなかった人でも、「次の5つの質問に対して答えてください」と言われたら、答えられるのではないでしょうか?

1 あなたの休日の過ごし方は? 直近の長期休みではどんなことをしていましたか?

2 あなたは最近、どんなことに嬉しく感じましたか?

3 あなたが最近、悲しかった出来事は?

4 あなたに影響を与えてくれた作品(小説・漫画・映画・アニメ・ドラマなど)を1つ挙げてください。その作品は、具体的にどんな影響を与えてくれましたか。

5 あなたは友人からどんな人物であると言われることがありますか?

多くの人にとって、この5つの質問で答えられないものはほとんどないはずです。

5つの質問は自己紹介にもなる

この5つの質問に対する答えは、そっくりそのまま、自己紹介になると思いませんか?

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