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"推し"へのファンレター「自分の言葉」で書く方法 語彙力より大事な「推しを語るコツ」とは何か

東洋経済オンライン / 2024年9月10日 15時0分

それでは紹介した①〜③のプロセスについて、詳細に説明していきましょう。

①〜③でなにをやっているかというと、「自分がなにに感動したのか? どこを面白いと思ったのか? なんであの場面にもやもやしたのか? 違和感を覚えたのはなぜか?」など、自分の感情を細かく見ていく作業をしているんです。

ここでもっとも重要なことを言います。

「言語化するには、語彙力が必要だ」と世間ではよく言われますよね。本を読んで語彙力をつけろとか、聞いたことのある人は多いでしょう。

でも、推しの魅力を言語化するとき、本当に重要なのは語彙力ではありません。必要なのは、「細分化」です。言語化とは、いかに細分化できるかどうかなのです。

たとえば、あなたが好きなアイドルのライブについて語りたいとしましょう。ライブ、すごくよかった。あのよさを言語化したい。そう思ったときにまずやるべきは、「自分は」「どこが」よかったのかを具体的に思い出すことです。

これは箇条書きで構いません。下記に例を挙げますね。

【具体例】
・一曲目に●●の曲がきたこと
・●●のタイミングのMCで「●●」という発言がでたこと
・●●のダンスがうまくなっていたこと
・●●の衣装がかわいかったこと

などなど。ここで「感想」を書いてもいいですが、無理して書かなくても大丈夫。大切なのは心を動かされたところを細かく具体的に挙げること。

「好きだった」「よかった」「感動した」ところを挙げてもいいですし、反対に、「嫌だった」「違和感を覚えた」「好きじゃなかった」ところを挙げてもいいです。

全体的には好きだったとしても、ここはちょっと微妙だったな……と思う要素って、絶対にありますよね。無理して挙げる必要はないですが、あれば書いておいたほうが、あとで感想を書くときに役立ちます。

具体例の挙げ方

ライブ鑑賞の場合の具体例は、前ページで書いた要素になりますが、他のジャンルであれば下記のような項目を参考にしてみましょう。

◎フィクション(小説・映画・漫画・舞台など)
・好きな/好きじゃないキャラクター
・印象に残ったセリフ
・なんかすごく心に残っている場面
・びっくりした展開
・結局最後までよくわからなかった心情

◎イベント(音楽ライブ・ショーなど)
・自分に響いた歌詞
・よかった場面/曲
・舞台装置で気に入った点
・ぐっときた衣装
・ぴんときた人

◎人(アイドル・俳優・ミュージシャン・芸人など)
・自分がなるほどと思った言動
・好きになったきっかけ
・今まででいいと思った現場
・好きな髪型や服装
・やってくれて嬉しかった仕事

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