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資格芸人が伝授「失敗しない資格選び」3つの視点 「合格すること」こそが最大のモチベーション

東洋経済オンライン / 2024年9月12日 16時0分

自分のキャリアを活かす資格の「意外な選び方」について解説します(写真:asaya/PIXTA)

「資格とは気軽で身近な存在。1つ資格が増えるごとに、進める新しいステージが1つ増える、みたいな感覚です」。こう語るのは「資格芸人」として活動する市川義一さん。足かけ15年にわたり47もの資格を取得してきた市川さんですが、目指す資格をどのような観点で選び、また、資格取得にかけるモチベーションをどのように維持し続けてきたのでしょうか。

※本稿は市川さんの著書『「地味な資格」だけで人生は豊かになる: 資格で人生を激変させた「資格芸人」が教える処世術』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

難易度の高い資格には、あえてチャレンジしない

僕は資格の取得でも、すごく努力しないと取れないような資格は基本的には選ばないようにしています。

資格マスターの人たちのなかには、難易度が高い資格にチャレンジして合格することを喜びにしている人もいますが、僕のスタンスは違います。

「合格証をもらうこと」をミッションにして、そのゴールを達成できる資格選びをしてきました。

このやり方を選んだのは、威張って言えるようなことじゃありませんが、シンプルに僕が勉強が得意じゃないからです。

「なんだそれ?」と思われるかもしれません。だけど、ここが割と重要なんです。

そもそも勉強が好きな人なら既に難しい資格にチャレンジしているでしょう。カッコつけて賢そうな資格を取ろうとしたり、持っていて箔が付くような資格に走っていたりしていれば、僕は資格マスターにはなれていなかったと思います。

受験して不合格ならモチベーションは下がります。反対に合格できると、もっと合格したいと思って次の意欲につながります。このモチベーションの維持を、僕は何より大切にしてきました。

本業を疎かにしてしまえば元も子もないので、資格はなるべく空き時間を有効利用して取るようにもしていました。これが資格の数が増えていくコツです。

合格することで「自己肯定感」が上がる

子どもの頃、日常で"できるようになったこと"のご褒美にシールやバッジをもらって喜んだ記憶はないですか? シールやバッジをもらえることが嬉しくて何かに頑張れたっていう経験があれば、それをイメージしてください。僕にとっての資格取得はこれと似ています。

僕は資格マスターというよりは、「合格マニア」と言えるかもしれません。受験をクリアして合格証がもらえるって、自己肯定感がすごく上がるんです。

合格を繰り返すごとに承認を得る体験が積み重なっていくと、自分の中で満たされた気持ちが大きくなってきます。これを続けていれば、自己イメージがどんどんポジティブになっていきます。まるで無敵になったみたいに。それを、身をもって実感しています。

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