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「同窓会でマウンティングする人」の賢いかわし方 「スネ夫」に対する「のび太」の反応を反面教師に

東洋経済オンライン / 2024年9月13日 17時30分

では、焦りから逃れるにはどうしたらいいのかしら?

その答えはたった1つ。「自分のベストを尽くす」こと。負けたくないと思ったところで、どうにもならないわ。自分がベストを尽くして、結果を待つだけよ。

他人の成績が気になる時こそ、自分ができることを考える。この切りかえが一番大切よ。アテクシの場合も、半分ネタにして「くやしい! 負けたくない!」などと言うけれど、実際にアテクシがやるべきことは、「よりよい文章を書くこと」だけなのよね。もちろん、いいものを書けば売れるとは限らないけれど、いいものを書くしかないの。

そして、自分の目標がわかれば、目標を達成するために必要なことがわかるわ。たとえばテーマをブラッシュアップするとか、本屋に行って話題のテーマを探るとかね。そんなことをしているうちに、「他人の本の売れ行き」なんてどうでもよくなっているの。

「負けたくない気持ち」が決して悪いものだとは思わないわ。ただ、負けず嫌いをそのままにしておくと、焦りや不安になるでしょう。だから、「負けたくない」というモチベーションの部分だけを残して、行動につなげましょうね。

それでも、他人の成績が気になることはあるわよね。その場合、まずは自分の目標を具体的に決めることから始めましょ。基準を他人にしないことに要注意よ。あくまで自分の実状に沿った数値目標をつくるの。

また、できるだけ期日も明確にするのが望ましいわ。営業の目標を例にすると、「今月は先月より○件多く契約をとる」といった具合かしら。

目標が決まったら、目標を達成するために必要な行動を箇条書きで書き出すの。行動可能な内容を意識しながら、なるべく多く、具体的に書き出してみてね。先ほどの営業の例でいえば、「先輩のやり方を聞く」「週に〇件営業をかける」「得意先○人にあいさつにいく」などといった内容かしら。

その後は、実行するだけよ。行動がモヤモヤを減らすわ。逆に言うと、行動でしかモヤモヤは解消されないのよ。

「兄弟・姉妹の比較」は単なる思い違いかも

こういう話はもちろん家族の中にだってある。何かと優秀な兄弟・姉妹に劣等感を抱いている人、確かにいらっしゃるわよね。1つ考えておくべきは、「本当に比較されていたのか」という問題よ。

もちろん露骨に比較されていることもあるけれど、よくよくお話を聞くと「本当に比較されていたかはっきりしない」ケースが多いの。「愛情たっぷり、いい子に育ってほしい」と願い、比較したり露骨に差をつけたりして育てないようにする親のほうが多いと思うわ。

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