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よかれと思ってやっている「部下の育て方」の盲点 「面倒を見すぎて独り立ちできない」問題を解決

東洋経済オンライン / 2024年9月13日 15時30分

ただし、その段階で、マイルストーンがアバウト(解像度が低い状態)だったり、実現不可能なものだったりする場合には、そのスケジュールを出し直させてください。

そしてその上で最後にこう一言だけ付け加えます。

「もし、これらのマイルストーンが遅れるときは、すぐに相談に来るように」、と。この一言で縛っておくことで、スケジュール管理は部下自らが主導してやらないといけなくなります。

上司に適切なマイルストーンを提示できる人間は、客先にも同様に対応できる人材です。責任感を持って行動することができる部下には、安心して仕事を任せることができます。

そんな仕事のストーリーを描ける人材を、あなたのちょっとしたコミュニケーションの工夫で育ててください。「お膳立てされた部下のプチ成功機会」なんて小さいものは、上司であるあなたが捨て去らなければなりません。それがあなたの仕事です。

「我慢して見守る」のもマネジメント

ただ、人の成長カーブは右肩上がりではありません。

いくら「泳ぎ方」を教えても、実際に泳げるようになるには、水の中で試行錯誤するしかありません。部下が成長する過程も同じ。しばらく平行線が続いたあと、急に伸びるケースが大半です。

「やらせてみて失敗させる。やらせてみて、また失敗させる」

そうやって、部下は恥をかき、立ち直り、自信を獲得しながら、着実に成長していけるようになります。

上司としてのあなたも、自身の重要なタスクに集中でき、さらに成長した部下が増えれば増えるほど、組織としてより大きな成果を上げることができるようになります。

山本 大平:経営コンサルタント、F6 Design代表取締役

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