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「中秋の名月」今年は"土星"も見える!?鑑賞のコツ 江戸時代からの風習で「極上のお月見体験」

東洋経済オンライン / 2024年9月14日 9時0分

日本人が月を愛でる習慣は江戸時代から。今年は一緒に土星が見えるかも?(写真:花火/PIXTA)

「小惑星探査」や「火星移住」などのニュースから、UFO、宇宙人の話題まで、私たちの好奇心を刺激する「宇宙」。だが、興味はあるものの「学ぶハードルが高い」と思う人も少なくない。

知らなくても困らない知識ではあるが、「ブラックホールの正体は何なのか」「宇宙人は存在するのか」など、現代科学でも未解決の「不思議」や「謎」は多く、知れば知るほど知的好奇心が膨らむ世界でもある。また、知見を得ることで視野が広がり、ものの見方が大きく変わることも大きな魅力だろう。

そんな宇宙の知識を誰でもわかるように「基本」を押さえながら、やさしく解説したのが、井筒智彦氏の著書『東大宇宙博士が教える やわらか宇宙講座』だ。「会話形式でわかりやすい」「親子で学べる」と読者から称賛の声が届いている。

その井筒氏が、私たちにとって最も身近な天体「月」について解説する。

身近な存在「月」の基本スペックを知ろう

ふと、夜空を見上げると目に入る「月」。あまりの美しさに見とれてしまうことはありませんか?

【イラストでわかる】「日本人なら楽しみたい「「中秋の名月」今年は"土星"も見える!?鑑賞のコツが「イラスト」でわかる!

月は、地球に住む私たちにとって非常に身近な存在です。

しかし、ふと考えてみると「月の上はどうなっているんだろう?」といったことや、「そもそも、月はどうしてあるんだろう?」など、知らないことばかり。

月は知識がなくても楽しく眺めることができますが、科学的なことを知ると見方がガラッと変わるはず。

今回は身近な天体のひとつ、「月」について学んでいきましょう。

まずは月の「基本スペック」を紹介します。

月の基本スペック
● 月はおもに「岩石」でできている
● 地球のように中心部には「金属の核」があるが、その量はとても少ない
● 月は地球よりも小さく(4分の1の大きさ)、軽い(80分の1の重さ)

宇宙では重い天体ほど重力が強いため、月は地球の強い重力に引っ張られ、勝手にどこかへ飛んでいくことなく、地球のまわりを回っています。

ご存じのとおり、月が地球を回るのに必要な期間は、約1カ月です。そして、おもしろいことに、月は地球を1周(公転)する間に、自分自身もちょうど1回転(自転)します。その間、月は同じ面のみを地球に向けています。

地球から見ると月は、太陽と同じような大きさに見えますよね。

実際には、地球から月までの距離は約38万キロメートル。地球は太陽から1億5000万キロ離れているので、月のほうがかなり地球に近いです。

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