通行無料も「トイレは有料」それどこの高速道路? ドイツ・オーストリア驚きの高速道路最前線
東洋経済オンライン / 2024年9月16日 11時0分
サービスエリア/パーキングエリア(SA/PA)については日本と同様、ガソリンスタンドと飲食店、雑貨店(コンビニなど)がフルに入っている規模の大きな施設と、駐車スペースとトイレだけの施設がある。
大規模な施設では、まず必ず最初にガソリンスタンドがあり、そこを通り抜けて初めて飲食ができる別の棟が現れる。その棟も、マクドナルドだけが入っているところ、数店舗が並んで日本のフードコートのようになっているところなど、さまざまだ。
日本人の感覚でちょっと戸惑うのは、オーストリアでもドイツでもSAのトイレが有料であること。オーストリアでは0.5ユーロ(およそ80円)、ドイツでは1ユーロ(同160円)のところが多かった。
SAでは必須かつもっと大事な設備であるトイレが有料であることは、「トイレは無料」という感覚を持つ日本人からすると、「それはどうなの?」と思う部分はある。
ドイツでは、高速道路の通行そのものが無料(普通車)なので、仕方がない気もするが、通行が有料のオーストリアでは、「さらにトイレにお金を払うのか……」と思ってしまう。
とはいえ、ドイツもオーストリアも、公共のトイレや観光地のトイレも基本的にすべて有料なので、現地の人にとっては自然なことなのだろう。
SAでの食事は、日本ほどバラエティに富むわけではなく、地元ならではの名物が食べられる楽しみもないが、手早くお腹を満たすという意味では十分、満足の得られる水準である。
一般のレストランに入ると、注文してから料理が手元に届き、支払いを済ませるまでにかなり時間がかかる。日本のお蕎麦屋さんやラーメン屋さんのように「20分で済ます」ということが難しい。
その意味でも、SAでの気軽な食事は、日本からの旅行者には心理的にも時間的にもありがたいものだ。
ただし、ヨーロッパはいま、物価高である。簡単な食事と飲み物(日本のように無料の水やお茶は出ない)を取っただけで、1人15~20ユーロはかかってしまう。日本円に換算すると2400~3000円だ。
きちんと計算すると心臓に悪いので、旅行中はレートを過度に気にしないように心掛けた。
ドイツとオーストリアにある意外な「同じ標識」
ヨーロッパでは、国境を越えると新たに入る国の制限速度が、大きく表示される。高速道路の制限速度は、ドイツ、オーストリア、チェコの3カ国とも「時速130km」だった。
ドイツのアウトバーンは、速度無制限の区間もあるが、近年は州、あるいは走行環境によって速度制限が設けられることが増えており、時速130kmとなっている区間が多い。速度制限のないところも、時速130kmが「推奨速度」とされている。
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