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ワールドカップに万博「2030年代」に存在感増す国 2019年に海外からの観光解禁、年間1.5億人目標

東洋経済オンライン / 2024年9月17日 18時0分

また、2013年4月には、安倍総理が2度目のサウジアラビア訪問を行い、両国は資源・エネルギーのみならず、防衛、インフラ整備、農業、医療などさまざまな分野で協力を進めることとし、「包括的パートナーシップの強化に関する共同声明」を発表しました。

2014年2月には、サルマン皇太子(現国王)が日本を公式訪問され、当時の天皇陛下、徳仁皇太子殿下と会見されご親交を深められました。

2015年、日本とサウジアラビアは国交樹立60周年を迎え、さまざまな記念行事が両国において開催され、サウジアラビアより大規模な代表団が来日し、サウジアラビア政府による「日本・サウジアラビア外交関係樹立60周年記念フォーラム」が盛大に開催されました。サウジアラビアの民族、芸術、歴史等を紹介する展示会や講演会、民族舞踊ショーなどが行われました。

日本とサウジアラビアは、歴史的に友好関係にありましたが、特に安倍総理の時代には、その関係は大きく進展しました。

2020年1月の安倍総理の最後の外遊先は、サウジアラビアを含む中東3カ国。サウジアラビアでは将来のカギを握るムハンマド皇太子の別荘に招かれ、それは今でも日本とサウジアラビアの関係の大きな資産になっています。

大阪万博の次は2030年“リヤド万博”

2023年11月28日、博覧会国際事務局(BIE、本部パリ)の総会は、2030年国際博覧会(万博)をサウジアラビアの首都リヤドで開催すると決定しました。

開催を競った韓国・釡山、イタリア・ローマに投票で圧勝でした。リヤドでは「変化の時代 共に先見性のある明日へ」をテーマに、2030年10月1日から2031年3月31日まで万博を開く予定です。

パリ近郊で開かれた総会では3カ国による誘致に向けた最終プレゼンテーションの後、BIE加盟国による投票が実施されました。サウジアラビアが規定の3分の2超となる119票を集めて開催が決定し、韓国支持は29票、イタリアは17票でした。

中東での万博開催は2021年10月から翌年3月にアラブ首長国連邦(UAE)で開催されたドバイ万博以来で、2025年の大阪・関西万博の次はまた中東に開催地が移ることになります。

世界における中東の地位が高まっている象徴とも言えるでしょう。サウジアラビアはドバイ万博の2倍近い4000万人以上の来場者を想定した大規模な開催計画を策定し、ムハンマド皇太子を中心に誘致運動を展開してきました。

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