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最新iPhone 16シリーズ「AI抜きの魅力」とは? 新しいカメラの実力は?実機を使用して検証

東洋経済オンライン / 2024年9月19日 0時0分

iPhone 16 Proは、A18 Proチップを搭載。Geekbench 6のベンチマーク計測では、処理性能はシングルコア3161、マルチコア7815というスコアを叩き出しており、この数値はいよいよ、M1チップを搭載するノート型Mac「MacBook Air」や、「iPad Pro(第3世代)」に肩を並べる性能となった。

グラフィックス性能も32859と言うスコアを叩き出し、iPhone 15 Proから20%高速化しており、M1搭載MacBook AirやiPad Proを上回る性能となった。

M1搭載のMacやiPadもApple Intelligenceに対応しており、この辺りの性能が、日常的なAI利用の最低限のレベルとなってくるようだ。

これとは別に、A18 Proには、省電力でAIのための計算処理を行うニューラルエンジンも搭載されているほか、USB-Cポートを用いた10Gbpsの高速通信や、ビデオファイルのエンコーダー、ディスプレーコントローラーなどが追加され、撮影や再生の際の性能向上や省電力性向上が見込まれる。

電池が長持ちし、陳腐化しにくい性能を備えて、AI活用も長く利用し続けられる。

iPhone 16、iPhone 16 Proの両シリーズには、右側面の下あたりに、新しいカメラコントロールという操作領域が用意された。物理的に押し込むことができるボタンに、感圧センサーとタッチセンサー、感触フィードバックが仕込まれている。

このボタンは、名前の通り、カメラ操作のためだけに使われ、ボタンを押し込むといつでもカメラが起動する。そして、その状態で押し込めば、写真撮影となる。

これまで、端末左側面上部に用意されていた、さまざまな機能を割り当てることができるアクションボタンに、カメラの起動とシャッターボタンを割り当てている人も多かったのではないだろうか。おそらくその用途を察して、カメラ専用ボタンとして多機能化し独立させたのだ。

カメラ起動中にカメラコントロールを、ボタンを押し込まず半押しすると、周辺の画面の縁にカメラコントロールオーバーレイという表示領域がせり出し、露出、被写界深度、ズーム、カメラ切り替え、フォトグラフスタイルの切り替え、トーン調整といった設定が、撮影中に可能になる。調整は、カメラコントロールをスワイプするだけ。

カメラコントロール操作中も、いつでも押し込めば写真が撮れるため、色味を変えながら、露出を変えながら、と調整しながら1秒に1枚シャッターを切れる。しかも、縦でも横でも、片手でこれらの操作が可能だ。

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