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「振られた仕事を断れない人」を卒業する簡単ワザ キャパオーバーで無理をしたって意味がない

東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時30分

受ける/受けないの答えは1度「ペンディング」するのがポイント(写真:metamorworks/PIXTA)

「上から目線の人」が鼻につく、「かまってちゃん」がしつこい……。あなたの周囲にも、こんな「めんどい人」はいませんか?

「人づきあいはね、うまくやらなくていいの。テキトーでいいのよ」と語る精神科医Tomy氏は、こうした「めんどい人」に悩まされる人は、「どうにかしよう」と考えすぎることで、むしろ深い悩みを抱えることになるといいます。実は人づきあいが苦手だという同氏が提唱する、職場での「めんどい人」撃退法とは。

※本稿は、精神科医Tomy氏の著書『精神科医Tomyの人づきあいはテキトーでいいのよ 無理せず「めんどい人」をかわすコツ』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

安請け合いせず、まずは「ペンディング」してみて

仕事ってなかなか断りづらいものよね。会社や上司からの評価がどうしても気になって、無理をしてでも引き受けたくなってしまう。また、仕事を頼まれる時はたいてい突然で、もともと抱えている仕事もある状況で答えを出さなければいけないのよね。

【イラスト】上司や同僚に振られる仕事を断り切れない人

そうすると、とりあえず「はい」と言うしかなくて、後々の自分が困ることになる……なんて、心当たりないかしら?

※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

この状況を一番うまく切り抜けるために、「ペンディング法」をおすすめするわ。つまり、いったん答えを保留し、引き受けられるかどうかを検討して、OKなら後で返事をする方法よ。つまり、時間稼ぎをしている間に冷静に考えるだけのことね。

たとえば、こんな風に答えてみてはどうかしら?

「はい、わかりました。スケジュールを確認して今日中にお返事しますね」

この答え方だと、断るのが苦手なアナタでも言いやすいはず。その後、状況を確認して、対応できそうなら、「先ほどの件、すぐお返事できず申し訳ありませんでした。ぜひ引き受けさせてください」といった具合に答えればいいの。少し返事が遅れても、アナタの印象は悪くならないわ。

断りたい場合は、こんな返事ではどうかしら?

「実はプロジェクトを3つ抱えていて、明日の会議の進行も私が担当になっています。先ほどの件も、ぜひ担当したいのですが、難しい状況です。大変申し訳ございません」

ある程度事情を伝えながら断ると、相手も受け入れやすくなると思うの。もちろんこの方法でも「仕事なのに断るのはありえない」と思う上司もいるかもしれないけれど、即答で「今は難しいです」と断るよりは、よほどましなはず。

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