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PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?

東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分

実際に買って食べて、そのおいしさを目の当たりにし、値段が高いのに納得はできたものの、大いなる懐事情の格差を目の当たりにしたのでした。

PAULのモーニングビュッフェ3080円

なぜモーニングの記事なのに、こんな前置きを書いたかというと、「PAUL」のモーニングビュッフェは、パン屋さんの朝メニューとしてはかなりお高めの価格設定になっているから。「パンの食べ放題でこの値段は高すぎるだろう」と思われる前に、「もともと、お高めのお店なんですよ」ということを、お知らせしておかねばと思ったのです。

「PAUL」のモーニングビュッフェは税込3080円です。関東ではアトレ四谷店のみが実施しています。実施は土日のみの完全予約制で、利用時間は2時間。朝8時スタートと、8時30分スタートから選べます。

ビュッフェブースに並ぶ料理は、パン、スープ、キッシュ、サラダなどが約20種類。

・スープ
・ピザ
・キッシュ
・オムレツ
・グラタン
・ペンネ
・サラダ4種(ゆでたまご、グリーンリーフ、ブロッコリー、アボカドマヨネーズ)
・フライドポテト
・ソーセージ
・パウンドケーキ
・カヌレ
・クレームブリュレ
・パン6種(クロワッサン、パン・ショコラ、ハード系)

飲み物はコーヒー、紅茶、ミルク、オレンジジュース。

お気づきでしょうか? 価格はレストランやホテルの朝食バイキング並なのに、決して品数は多くはありません。飲み物も、冷たいドリンクはピッチャー、ホットコーヒーはポット、紅茶はティーバッグと、ファミレスのドリンクバーと比べると、充実しているとは言い難い。

ここまで読むと「値段は高い。3000円以上するのに、品数は多くない。全然魅力的じゃない」と感じるかもしれません。しかしさにあらず! 実は「PAUL」のモーニングビュッフェは当月の予約が取れないほどの大人気メニューなんです。

理由はもちろん、おいしいから。そして……「PAUL」だから。

ロゴ入りのお皿とティーカップで、おいしいものを少しずついただく

「PAUL」のロゴ入りのお皿に、おいしいものを少しずつ乗せていくと、彩りも美しいにぎやかな朝食が完成しました。

肉系のメニューはソーセージだけですが、グラタンやキッシュは具沢山で、生クリームやバターがたっぷり使用されており、なかなかの食べ応え。

ただしこってりメニューではあるものの、「肉汁ブシュブシュのハンバーグにたっぷりデミグラスソースをかけたやつ」とか「焼肉に濃厚甘辛ニンニクタレをからめたやつ」の対極にある、素材の味を大切にした優しい味付けで仕上げてあります。

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