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「しにくい」を「しやすい」に変えるたった一つの技 車もイスも「ステイタス」だけで選ばれなくなった

東洋経済オンライン / 2024年9月22日 19時0分

会社におけるポストのことを「部長のイス」というように、イスはステイタスをあらわすわかりやすいシンボルだったのだ。

ところが、パソコンと長時間向き合う仕事が増えてきたことで、「ステイタス」ではなく「働き方のちがい」によってイスを分ける会社が増えてきた。

長時間座り続けてアシスタント業務をする社員に10万円以上する高機能のひじつきイスを提供し、あまり席にいない営業部門の社員のイスは5万円ほどのリーズナブルなものにするという分け方だ。

これによって社員は「働きにくい」から「働きやすい」に変わったのだ。

また、パソコンの分け方も変わってきた。昔は、高性能で高価なパソコンをベテラン社員に配っていたが、機能をほとんど使いこなせずにネットサーフィンばかりしていた。一方、資料を作ったり調べ物をしたりと忙しい若手社員には、処理速度が遅い「お下がり」のパソコンが配られて皆、苦労していた。「ステイタス」によって分け方を変えてしまっていた弊害が起きていたわけだ。

下地 寛也:コクヨ株式会社ワークスタイルコンサルタント、エスケイブレイン代表

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