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「仕事できても家庭崩壊」するリーダー急増のワケ 「家族」という組織づくりにチャレンジしよう

東洋経済オンライン / 2024年9月25日 20時0分

ですが、組織の専門家から見ると、うまくいっている家族は、たまたまの偶然とか、その家族特有の風土になっているということではありません。

組織づくりには、組織をよくする「原則」と「型」があります。家族がうまくいっている人は、その「原則」と「型」を上手に家庭に落とし込んでいるのです。

今回の記事のなかでも、「役割分担」とか、「意思決定」とか、ビジネスではよく使うもの、家庭ではあまり使われない言葉をあえて使いました。なぜならば、家庭のなかで、確実に「役割分担」や「意思決定」は行われているのですが、そういった組織論で使われる事柄が「言語化されていない」からです。

繰り返しになりますが、家族も組織です。組織のなかで行われる「役割分担」や「意思決定」が見直され、家族で掲げる「目標」が最適化される。家族間での「信頼関係」が醸成される。家族のなかでの「ルール」や「ルーティン」が整備される。

家族の問題を、組織論で考えようとしても、ビジネスライクにしていこうということではありません。自分たちの家族らしさ、自分たちらしさを大切にしながら、理想の家族を作っていくために言語化から始めることが重要なのです。

■組織づくりはダイエットに似ている

ダイエットにも「原則」と「型」があります。たとえば以下のように。

①カロリーの摂取量を抑える原則
②カロリーの消費量を上げる原則

摂取量よりも消費量が高まればやせる。これは、誰もが知っていることです。この原則は、すべてやらなければならないわけではありません。食事制限だけでやせる人もいますし、運動だけで痩せる人もいます。

家族の問題も同じです。家族の組織がよくなる原則もたくさんありますが、それらすべてを実行しなければいけないわけではないのです。

「できそう」なものから取り組んでいく。自分たちに「合いそう」なものから取り入れていく。原則と型を「試着」し、合わなかったら脱げばいいのです。

「リバウンドしない」家族という組織づくりにチャレンジしてみましょう。

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アルファポリスビジネス編集部

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