「秋だから」一念発起して運動をがんばる人の盲点 酷暑ダメージが残っているまま体を動かすと…
東洋経済オンライン / 2024年9月29日 14時0分
日常生活運動量を増やすと同時に取り組んでいただきたいのは、ストレッチです。
ストレッチをして筋肉や関節の柔軟性を高めておくと、運動中のケガの予防になります。硬い木よりもしなやかな木のほうが折れにくいように、筋肉や腱も柔軟性が高いほうが損傷しにくくなるからです。
またストレッチで硬くなった筋肉をほぐし、関節の動きをスムーズにすると、姿勢が整います。
O脚や猫背のような悪い姿勢だと、筋トレにしても有酸素運動にしても正しい動きができないので、効率が下がってしまうだけでなく、骨や関節などの障害を引き起こすことにもなります。ストレッチで姿勢を整えておくのは、運動できる体の基礎作りとして重要です。
期待を裏切るようですが、ストレッチは消費エネルギー量が少なく、また筋肉を増やす働きもないので、直接的に体重を減らす効果はありません。
ですが、ストレッチにはストレスを和らげる効果もあり、これが間接的にダイエットに有効です。というのも、体重が増える原因は運動不足よりも食事量の増加による場合が多く、過食の背景にストレスがあるからです。
ストレスを受け続けると、自律神経のうち心身を緊張・興奮状態へと導く交感神経の働きが優位になってしまうのですが、ストレッチにはこの交感神経の働きを弱め、体をリラックスさせて回復に導く副交感神経の働きを強めるリラクセーション効果があります。
過食を引き起こす根本原因にアプローチするので、過食を抑える効果が期待できる、というわけです。
ストレッチのやり方はそれほど決まったものがありませんが、座るか寝るかのラクな体勢をとり、心地よく感じる程度の強さで、1つひとつの筋肉、関節をじっくり10秒程度、腹式呼吸しながら行うと効果的です。
心身が整ったら筋トレを開始
1~2週間がすぎて、「体が軽く感じるようになった」「今までより動くのがラクになった」という感じになってきたら、いよいよスポーツ活動やトレーニングを検討する時期。筆者は筋トレをおすすめします。
筋力をつけておくと関節の安定性(スタビリティ)が高まるので、ダイナミックな動きのスポーツや有酸素運動時のケガの予防にもなります。また、運動不足の方にとって健康上優先順位の高い運動です。
筋肉は加齢に伴って年に0.5~1.0%ずつ減少していきます。ましてダイエットなどで食事制限をすると、エネルギーの赤字分を補填するために、ハイペースで筋肉の分解が進んでしまいます。これを防ぐためには、筋肉を増やす努力、つまり筋力トレーニングが必要です。
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