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老けたくない人に医師が教える「肉と酒の摂り方」 体も見た目も若々しくいるための習慣

東洋経済オンライン / 2024年10月1日 16時0分

この理論では朝、昼、夜などそれぞれの時間帯で臓器の活動に合った食事をとることを推奨しています。

【朝食(7〜9時)】

朝は肝臓の働きが活発になり、脂肪を代謝してたんぱく質の合成が進む時間帯です。朝食は1日のエネルギーのもとになる脂肪と新たな細胞の原料となるたんぱく質を摂りましょう。 たとえば、たんぱく質と脂質が豊富な卵や魚、鶏肉などです。また、エネルギーを燃焼させるためには少量の炭水化物も必要になるので、ご飯一膳やパン1枚くらいの炭水化物を摂取するのが望ましいです。

さらにできれば、抗酸化物質を含むトマトやパプリカ、ほうれん草などの野菜も一緒にとれるとベストです。 朝は膵臓の動きが活発ではないので、糖分を分解するインスリンの働きが十分ではありません。砂糖を入れたコーヒーやジャムをたっぷり塗ったパンのように糖質の多い朝食は、体には負担になります。

【昼(12〜14時)】

肝臓がまだ活発に動いている時間帯なので、たんぱく質を摂ることが重要です。たんぱく質は脂肪を燃焼させるグルカゴンというホルモンの生産にも関わっています。脂肪を燃焼させたい人ほど、お昼にしっかりとたんぱく質を摂取するべきです。

なお、1日に必要なたんぱく質量は、厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に示されています。男性15〜64歳の推奨量は1日65グラム、65歳以上は1日60グラム、女性15〜17歳の推奨量は1日55グラム、18歳以上は1日50グラムです(妊娠中や授乳中は異なります)。一般的に体重と同じグラム(体重が60キロなら60グラム)、高齢者は体重×1・2グラム(体重が60キロなら72グラム)ともいわれています。

食べもののたんぱく質量は、例えば、牛赤身肉100グラムのたんぱく質量は22・5グラム、鶏もも肉100グラムのたんぱく質量は約27グラム、ゆで玉子1個のタンパク質量は6.6グラム、納豆1パックのたんぱく質量は6.6〜8.3グラムです。「たんぱく質の1日の必要摂取量は意外と多い」とびっくりされるかもしれませんが、この量をできれば1日の朝昼夜で分散して摂取できればいいのです。食材のたんぱく質量は、インターネットなどで調べることができます。

お昼にたんぱく質ともう1つ大切なのが野菜です。特に生野菜はビタミン類や酵素が豊富で、代謝のサイクルを助けてくれます。昼間にサラダをたっぷり食べる際は、エキストラバージンオリーブオイルを合わせることをおすすめします。

間食では甘い物もOK 夕食は肉類を控えめに

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