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ラゾーナ川崎"最凶"フードコートで私が見た光景 首都圏屈指の「怖い街」、歩いてわかった今の姿

東洋経済オンライン / 2024年10月6日 11時0分

川崎駅前の巨大商業施設、ラゾーナ川崎へ。川崎と言えば「治安が悪い街」というイメージがあるが、フードコートはというと…(筆者撮影)

時にレストランであり、喫茶店であり、高齢者の集会所にもなる「フードコート」。その姿は雲のように移り変わりが激しく、楽しみ方は無限大。例えるなら「市井の人々のオアシス」だ。

本連載では、そんな摩訶不思議・千変万化な「フードコート」を巡り、記録しながら、魅力や楽しみ方を提唱していく。

「治安が悪い」イメージが先行する街・川崎

今回は、神奈川県川崎市にある商業施設「ラゾーナ川崎」内のフードコート「ダイニング・セレクション」を訪問する。

【画像33枚】「ラゾーナ川崎」内フードコートはこんな感じ

さて、川崎市といえば神奈川県下で横浜市に続く第2の都市として知られ、かつ都道府県庁所在地ではない自治体としては唯一、人口が100万人を超えるマンモス自治体だ。

そんな川崎市に対して、どんなイメージを持っているだろうか。あくまで個人的な意見として、筆者は「怖い」という認識がある。特にこのラゾーナ川崎がある川崎駅周辺は、いわゆる飲み屋街が広がり、かつ夜の店も多い。ちょっと足を延ばすと川崎競馬場があるなど、結構ガラの悪い印象を持っていた。

【画像33枚】「治安が悪い」イメージのある川崎。中心地にある「ラゾーナ川崎」内にあるフードコートで見た”驚きの光景”

実際、川崎市が発表している「川崎市都市イメージ調査」の2023年版によると、隣接都市居住者からのイメージとして最も回答が集まったのは「治安が悪い」で42.3%。全回答項目のうち、唯一4割を超えた。1都3県居住者の回答でも「治安が悪い」がトップで、こちらも唯一の3割超えである。

ちなみに川崎市は政令指定都市であり、市内には7つの行政区がある。そして「川崎区」「幸区」「宮前区」など、いずれの区もユニークな名前を持つ。つまり、他の自治体に同じ名前を持つ区がない。この辺りにも「キラキラネーム」的な雰囲気を感じるのは、筆者だけだろうか。

恐る恐る訪れた川崎駅の雰囲気は…

そんなイメージを持ちながら、恐る恐る川崎駅へ。この辺りには、JR川崎駅と京急川崎駅の2駅があり、直接つながってはいない。私が利用したのはJR川崎駅で、まず改札を出て感じたこととして、とにかく人が多い。さすが、100万人都市である。

今のところ、恐れていたような剣呑な雰囲気はまったくない。飲んだくれやヤンキーがうろうろしているとかではなく、老若男女問わず――まあ若者が多いのだが――いろんな人が行き交っている。何だ、ビビり過ぎていたか。意外と大丈夫そうだ。お腹を空かせるため、まずは東口を歩いてみよう。

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