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連続強盗「狙われた4つのエリア」に"闇名簿"の存在 資産家だけでなく、どの家庭にも危険が迫っている

東洋経済オンライン / 2024年10月6日 10時0分

あえて在宅時を狙い、住人に危害を加えることも厭わない暴力性が最近の連続強盗の特徴だ(撮影:今井康一)

東京と埼玉で相次ぐ強盗事件に、不安を抱いた人も多いのではないだろうか。

在宅時ねらう「関東連続強盗」家庭での最強対策

住人の在宅中に自宅に押し入り、危害を加えたうえで金品を奪う手口だが、さいたま市、所沢市、練馬区、国分寺市と、比較的狭いエリアで同じような事件が起きている。これにより同じ犯罪グループによって行われたとの見方もある。

犯人の一部は逮捕されているものの、残りは逃走中であることから、同じような事件がまた起きる可能性も否定できない。一連の事件を振り返りつつ、一般家庭でできる対策について考えてみたい。

4つの事件を結ぶ「四角いエリア」が狙われた理由

最初の事件は9月18日に埼玉県さいたま市西区で発生した。男が住宅に押し入り、60代と80代の母娘2人に怪我をさせたうえ、現金およそ10万円などを奪った。

一部報道によると、逮捕された34歳の会社員だという男は、身分証のコピーを送付して闇バイトに応募しており、犯行の直前に指示内容が変更されたという。そして、募集時の内容より過激な犯行を実行させられた、と供述している。

9月28日には東京都練馬区で、 50代と20代の父息子が複数の男たちに襲われて金品を奪われる事件が発生。2日後の30日には、東京都国分寺市で一人暮らしの60代女性がハンマーで殴られる事件が起きた。

さらに、今月1日には、埼玉県所沢市の住宅で高齢の夫婦が被害に遭い、3人が逮捕された。容疑者たちは住宅に押し入って男性の腕を刃物で切り付け、現金約8万円を奪ったとされている。

約20km四方のエリア内で、2週間に4件も、住宅を狙った同じような強盗事件が起きていることになる。この4つの事件を結ぶ四角いエリアは、なぜ狙われたのか。

事件の特徴を探してみると、「高齢者」「自宅に現金があった」「一軒家を標的にした」といった点が見つかる。事件の起きたエリアは、実際に歩いてみるとわかるのだが、駅前の限られた場所を除けば、一軒家が多く、比較的高齢の人が多い。

一軒家に対し、空き巣ではなく、あえて在宅時間帯を狙ったのは、住民を脅してタンス預金を手間なく入手できるからであろう。

マンションと違って戸建ては上下左右に他の住民がいないことから犯行に及びやすく、戸建てを狙ったことも計画の一部だったと考えてよさそうだ。下見したうえで、こうした計画を立てやすい地域が狙われたと言える。

個人情報を握られてしまう「闇バイト」

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