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「すぐにサボる人」じつは意志が弱いわけではない 「脳のオンとオフ」を切り替える簡単なコツ

東洋経済オンライン / 2024年10月8日 17時0分

「文字を書いて、それを見て、手と、目を使って目的を意識する」ことで、運動系、伝達系、視覚系、思考系の脳番地が働いて、「やるべきこと」に集中しやすくなります。

そしてもう1つ。ダラダラせず、やるべきことに集中して短時間で終わらせるには、「時間の区切り方」もポイントです。時間を区切るとは、時間割をつくることです。

「何時から何時までは、これをする。そのあと、何時から何時までは、これをする」と、始まりの時間と終わりの時間を決めることです。

脳は「時間」を区切ったほうが覚醒する

脳は、時間を区切ったほうが覚醒度(集中度)が高くなります。期間が決まっていなかったり、時間の枠が大きかったりすると、「まだ始めなくても大丈夫」と先送りしたり、「あれって、どうなっていたかな」とほかのことを考えやすくなったりします。

ですが、締め切りが決まっていると、締め切りが近くなるほど、集中度は高くなります。「締め切りまであと10分しかないけれど、まだ仕事が終わっていない」とき、「あぁ、そういえば、あれもしないといけないな〜」「あぁ、空が青いなぁ〜」などと、余計なことに気を奪われることはないはずです。

時間割をつくるときは、仕事や勉強を「量で区切る」よりも、「時間で区切る」ほうが集中力は高まります。量で区切るとは、「今日は参考書を10ページ読もう」「今日中に提案書をつくろう」といったように、「時間の枠を問わず、自分で決めた量が終わるまでやり続ける」ことです。

1時間で終わる仕事に1日分の余裕があると、「ゆっくりやっても大丈夫」「1日あれば余裕でできる」と甘えてしまい、結局、その仕事に1日費やしてしまいます。

1時間で終わる仕事は1時間できっちり終わらせる。そのためにも、量ではなく時間で区切るようにしましょう。

加藤 俊徳:医学博士/「脳の学校」代表

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